ジョン・ウォール&ブラッドリー・ビールのバックコートデュオはリーグナンバー1?
今季は6年ぶりのプレイオフ進出を果たし、2回戦まで勝ち進む大躍進を遂げたワシントン・ウィザーズ。その原動力となったチームの若き司令塔ジョン・ウォールは、ブラッドリー・ビールとのPG/SGコンビネーションに絶対的な自信を持っている。メディアの取材で、ウィザーズよりも優れたバックコート陣を持つチームはいないと豪語した。
記者:
「ウォール&ビールよりも優れたバックコートはいると思うか?」
ウォール:
「僕の考えではいないね」
ウォール:
「僕らはウォリアーズのバックコート陣ほどシュートが上手くない。だが奴らが僕らより優れている点はそこだけだと思う」
ウォール:
「シュート以外なら、僕らはすべてにおいて[カリー/トンプソン]よりも優れている。僕はシューターではないが、ビールなら奴らに負けていない」
▼ジョン・ウォール
確かにウォール&ビールは将来を約束されたリーグトップレベルのガードコンビだが、現時点でベストかどうかは議論の余地がある。以下に、他のチームのバックコートとシーズン成績を比較してみた:
チーム | PPG | APG | RPG | FG% | STL | TO | チーム成績 |
ウォール/ビール (ウィザーズ) |
36.4 | 12.2 | 6.6 | 42.6% | 2.8 | 5.4 | 44勝38敗 |
カリー/トンプソン (ウォリアーズ) |
42.4 | 10.7 | 7.4 | 45.8% | 2.5 | 5.5 | 51勝31敗 |
ローリー/デローザン (ラプターズ) |
40.6 | 11.4 | 9.0 | 42.6% | 2.6 | 4.7 | 48勝34敗 |
ドラギッチ/ブレッドソー (サンズ) |
38.0 | 11.4 | 6.4 | 49.1% | 3.0 | 6.1 | 48勝34敗 |
D.ウィル/J.ジョンソン (ネッツ) |
30.1 | 8.8 | 5.2 | 45.2% | 2.1 | 3.7 | 44勝38敗 |
※(PPG=得点、APG=アシスト、RPG=リバウンド、FG%=シュート成功率、STL=スティール、TO=ターンオーバー)
サンズの「ドラギッチ/ブレッドソー」やラプターズの「ローリー/デローザン」は非常にバランスがいいし、得点力も高い。上記の他にも、クリッパーズの「CP3/クロフォード」やスパーズの「パーカー/ジノビリ」コンビもまだまだ健在。また、デリック・ローズの回復次第だがブルズのバックコート(ローズ/バトラー)も負けていないだろう。
スタッツだけで比較するのはやはり無理があるが、チームを牽引するという面でみれば、現時点ではウォリアーズのカリー/トンプソンが一歩抜き出ている印象がある。
▼カリー&トンプソン
Thumbnail by Keith Allison via Flickr
参考記事:「fansided.com」