ザック・ラビーン 「ベストダンクはまだ披露していない」
ミネソタ・ティンバーウルブズのルーキー、ザック・ラビーンは、14日のオールスターサタデーで長年死んでいたダンクコンテストに再び命を吹き込んだ。
予選ラウンドを満点で通過し、他を全く寄せ付けない完全勝利でダンク王者のタイトルを獲得。ダンクコンテストがこれほど話題になったのは、2008年のドワイト・ハワードのスーパーマンダンク以来、あるいは2000年のビンス・カーター以来ではないだろうか。これでまだ19歳というのだから本当に末恐ろしい。
▼予選2本目のビハインド・ザ・バック
さらに恐ろしいのは、ラビーンがこの日のコンテストですべてを出し切っていないというのだ。噂によると、練習ではアンドリュー・ウィギンスが気を失いそうになるほどの人間離れしたダンクをやってのけたらしいのだが、本番ではそのダンクを披露していないという。ラビーンはコンテスト後のインタビューで次のように語った:
「変な話だけど、(ベストのダンクは)やらなかったんだ。まだとっておきのトリックをいくつか持っている」
今年は予選の時点で優勝を確信したので、最高のトリックは次に温存しておこうと考えたのかもしれない。とっておきのダンクとは、もしかするとフリースローラインからのウィンドミルか?
またラビーンいわく、予選1本目にジョーダンのユニフォームを着ながら披露した「スペースジャム・ダンク」は、ずっと前から温めてきたアイデアなのだという。
「(スペースジャム・ダンク)を考え付いたのは高校生の時。華々しく登場して、僕の実力をみんなに見せたかったんだ」
– ザック・ラビーン
▼スペースジャム・ダンク
ラビーンは来年のダンクコンテスト出場にも前向きな姿勢を示している。しかもチームメイトのウィギンスを誘い出すつもりらしい。
「ウィギンスも高く跳ぶからね…。彼も出場するようにいろいろとちょっかいを出してみようと考えているよ」
ウィギンスとラビーンの対決はぜひとも実現の方向でお願いしたい。ちなみに1990年以降でタイトル防衛に成功したダンクチャンピョンは、2002年~2003年のジェイソン・リチャードソンと2009年~10年のネイト・ロビンソンだけである。
参考記事:「nj.com」