ドラ1のザイオン・ウィリアムソンがJordanとスポンサー契約
2018年ドラフト1位指名の超大型新人ザイオン・ウィリアムソンが“ジョーダン・ファミリー”の一員となる。
ウィリアムソンは現地23日、NIKEの「Jordan Brand(ジョーダン)」とスポンサー契約を結んだことを自身のインスタグラムとTwitterで発表。
契約内容について公式には明かされていないが、『Forbes』誌が業界関係者から得たという情報によると7年/7500万ドルの大型契約だという。
ウィリアムソンはNIKEが公開したプレスリリースの中で、「ジョーダンブランド・ファミリーの一員になれて幸運に思う」と憧れだったブランドとの契約についてコメント。
「子供の頃からNBA選手になることを夢見てきた。そして当時のバスケットボール界だけでなく、今のバスケットボール界にもインパクトを与え続けているマイケル・ジョーダンのような選手になることを夢見てきた。彼は僕が憧れる特別なアスリートの一人。これからの旅路が言葉にできないほど楽しみだ」
– ザイオン・ウィリアムソン
Jordanブランドの顔であるマイケル・ジョーダンによると、ウィリアムソンは「世界を揺るがせるつもりだ。僕にそれができると信じてほしい』と自分をアピールしたとのこと。ジョーダンをはじめとしたブランドの上層部は、ウィリアムソンの類まれなポテンシャルと強い意志を高く評価した。
「ザイオンが持つ素晴らしい決意と人柄、そして彼のプレイは人の心を動かす。ブランドを未来に向かってリードしてくであろう新しい人材の中で、彼は不可欠な存在だ」
– マイケル・ジョーダン
今年の2月20日に行われたNCAAのデューク対ノースカロライナ戦でのこと。オバマ元アメリカ大統領が観戦に訪れるほど注目の集まった一戦だったが、試合開始直後にウィリアムソンは着用していたNIKEのシューズ(PG 2.5)が突然ソールから破れ、バランスを崩して膝を負傷するアクシデントに見舞われる。
試合翌日、NIKEの株価は1%ほど下落したが、ウィリアムソンのブランドに対する信頼は揺るがなかった。米スポーツメディア『The Action Network』によると、ウィリアムソンには他のブランド(PUMAかな?)から金銭面でもっと魅力的なオファーがあったらしいが、それでもあえてJordanブランドを選んだ。
ウィリアムソンが生まれたのは2000年の7月。ジョーダンが全盛期だった頃(ブルズ時代)はこの世に存在していない。マイケル・ジョーダンというアスリートの影響力の大きさが改めて実感できる。
今のジョーダンブランドを代表するNBAスターは、ラッセル・ウェストブルックやジミー・バトラー、クリス・ポール、ブレイク・グリフィン、カーメロ・アンソニー。いずれの選手も30歳以上(バトラーは9月で30歳)とキャリア終盤に差し掛かっている。Jordanがウィリアムソンにかける思いは大きいはずだ。
なお今夏のジョーダンブランドはウィリアムソンの他にも、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、2019年ドラフト9位指名の八村塁と契約を結んでいる。
参考記事:「NBA」