ザイオン・ウィリアムソンに朗報、最近の検査で「骨が回復に向かっている」ことを確認
ザイオン・ウィリアムソンの怪我について、ようやく朗報が出た。
ニューオリンズ・ペリカンズは現地3月2日、右足骨折で離脱中のザイオン・ウィリアムソンに関する近況を公表。今後も無期限の離脱が続くものの、最近の検査で骨の状態が順調に回復していることが確認されたらしく、「徐々に全荷重のエクササイズやバスケットボール活動を行う見込み」としている。
ペリカンズのウィリー・グリーンHCは、「(リハビリが前進してているという)検査結果に我々は満足している。まだ復帰への道のりは長く、彼自身もそれを理解しているが、回復に向けて必要なステップを踏んでいる」と、ザイオンのリハビリ状況についてコメントした。
2020-21シーズンには61試合の出場で27.0得点、7.2リバウンド、3.7アシスト、FG成功率61.1%を平均し、2021年オールスターに選出。2年目の20歳にしてNBAトッププレイヤーの仲間入りを果たしたウィリアムソンだったが、今季はオフシーズンに負った怪我のため、まだ1試合もプレイしていない。
ザイオンの怪我とリハビリ
ウィリアムソンの怪我が最初に報じられたのは、2021年9月末のトレーニングキャンプ直前。ペリカンズのデイビッド・グリフィン球団副社長によると、ウィリアムソンは8月に右足の疲労骨折が発覚し、修復手術を受けたという。
当初はレギュラーシーズン開幕に間に合うだろうと楽観視されていたが、シーズンが始まってから1カ月経ってもウィリアムソンはチームに戻らず。現地11月26日にペリカンズから「チーム練習復帰にゴーサイン」というポジティブな報せが出るも、その約2週間後には怪我の悪化が報じられ、12月半ばに「4~6週間の離脱が必要」と伝えられた。
1月5日には、「チームから離れてポートランドでリハビリ中」との報道。その後はペリカンズから詳細な近況報告がないまま、今回の声明に至る。
数日前には「リハビリ停滞」「2度目の手術が必要か」などとネガティブな報せが現地メディアから報じられたばかり。今季中の復帰は難しいかもしれないが、来季こそは万全なコンディションで臨めることを祈りたい。
なおウィリアムソンは、今オフにルーキースケール延長契約の対象選手となる。ペリカンズがマックスサラリーをオファーするのかどうかに注目だ。
参考記事:「NBA」