グリズリーズ勝利でチーム初のカンファレンス決勝進出、サンダー逆転ならず
カンファレンス準決勝、グリズリーズ対サンダーの第5戦。グリズリーズがゲーム終盤のサンダーの猛攻をしのぎ切り、88対84で勝利。チーム史上初となるカンファレンスファイナル進出を決めた。
3勝1敗とグリズリーズのリードで迎えたこの日の試合。背水の陣でゲームに臨んだサンダーだが、前半終了時点でグリズリーズに12点のリードを許してしまう。
第3Qに入ってもグリズリーズの二桁リードが続くが、中盤にベンチにいたトニー・アレンがうっかりシャツをコートに投げ込んでしまい、テクニカルファウルを取られる。
このファウルでやや流れが変わったか…、そこからサンダーが巻き返し、第3Q終了時点には2点差にまで詰め寄った。
第4Qに入ると、グリズリーズが見事なディフェンスで再び主導権を握り始め、残り時間4分13秒でリードを12点差に広げる。いよいよ後がなくなったサンダーは、そこでスイッチを完全に切り替え、怒涛の16-6ランを展開。残り14秒には2点差にまで追いついた。
その直後のプレーで、ザック・ランドルフがフリースローを2本とも外し、2点差のまま再びサンダーの攻撃に。残り8秒、ボールはケビン・デュラントの手に渡る。
サンダーにとっては、この上ない逆転シナリオとなったが、デュラントの放ったジャンプシュートはリングに弾かれ、グリズリーズがリバウンドを確保。この瞬間にサンダーの2年連続ファイナル進出の夢は閉ざされた。
グリズリーズは、ランドルフが28得点、14リバウンドをマーク。マイク・コンリーJrも13得点、11アシストの活躍で勝利に大きく貢献した。
▼ザック・ランドルフの第5戦ハイライト:
一方のサンダーは、デュラントが21本中5本のシュート成功とかなり苦戦。スリーポイントは1本も決められなかった。
まさかの5戦で終了したグリズリーズ対サンダーのシリーズ。やはりサンダーは、ウェストブルックが抜けた穴を埋めることができなかった。それにしても、グリズリーズは強い。
Screenshot:「USA Today Sports」