クリッパーズが35点ビハインドから大逆転勝利、ピアースがクラッチタイムに大活躍
昨季プレーオフで史上最悪レベルのメルトダウンを経験したロサンゼルス・クリッパーズは、新たなシーズンに向けて正念場での得点力を補強するべく、オフシーズンに百戦錬磨のポール・ピアースを獲得した。ドック・リバースHCの思惑通り、今季はピアースがチームの救世主になるかもしれない…。現地22日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦の第4Qに、ピアースはそのことを予感させるようなパフォーマンスを披露した。
試合は、24-8のランでスタートしたブレイザーズが、第1Qだけで45点をスコア。第2Q中盤に最大で35点ビハインドに陥ったクリッパーズだが、そこからスターターの活躍で徐々に盛り返し、第3Qの終わりには何とか射程圏内にまで点差を縮めることに成功する。
そして96-86で出迎えた第4Q残り8分30秒から、ピアースが3ポゼッション連続でスリーポイントを沈め、点差は一気に1点。他のベンチプレーヤーらも次々とフィールドゴールを挙げ、残り3分26秒でついに逆転すると、その後は1度も追いつかれることなく、終了のブザーまで逃げ切った。
▼ポール・ピアース、ブレイザーズ戦ハイライト
ピアースは第4Qだけで5本中4本のスリーに成功。プレシーズン過去5試合の合計でわずか17得点と不調気味だったが、この日は最終的に19得点、4アシスト、FG63.6%を記録した。
その他は、ブレイク・グリフィンがチームハイの22得点をマーク。J.J.レディックが16得点、デアンドレ・ジョーダンが8得点/13リバウンドをそれぞれ獲得している。
▼グリフィン&デアンドレのファーストブレイク
セカンドユニットからは、オースティン・リバースが16得点、ウェズリー・ジョンソンが9得点で勝利に貢献した。
敗れたブレイザーズは、38分出場したデイミアン・リラードが、30本中14本のFG成功でゲームハイの39得点、9アシスト、4スティールを記録。第4Qの終盤には映像判定を要求するなど、プレシーズンとは思えない真剣さで試合に臨む姿をみせた。
ボックススコア:「NBA」