オルドリッジ&レナードが51得点、スパーズがヒートを破り5連勝
現地9日に行われたサンアントニオ・スパーズ対マイアミ・ヒート戦は、第2Q~第4Qの3ピリオドで99点をスコアしたスパーズが、119-101で圧勝。連勝記録を5に伸ばし、今季成績を44勝8敗とした。
ティム・ダンカンとマヌ・ジノビリの怪我に加え、カイル・アンダーソンも病気で欠場したこの日のスパーズ。序盤はオフェンスのリズムが悪く、第1Q終了時点で20-24とヒートに先手を取られたが、第2Qに入ってからラマーカス・オルドリッジとダニー・グリーンに火がつき反撃を開始。オルドリッジはハッサン・ホワイトサイドを相手にローポストからテクニックでフィールドゴールとファウルショットを稼ぎ、グリーンも積極的に攻めて4本中4本のシュートを決めた。
▼こういったポゼッションを得点に変えられると勢いがついてくる
スパーズは第2Qを34-23でアウトスコアして逆転に成功し、7点リードで試合を折り返すと、第3Qにはカワイ・レナードとオルドリッジを筆頭に、23本中14本の高確率でフィールドゴールを沈め、クォーター残り1分で14点のリードを奪った。
対するヒートは、ベンチユニットの奮闘でミニカムバックを展開。ジェラルド・グリーンの2連続スリーで第3Qを終えると、第4Q序盤にはベイノ・ウードリーが3点プレーのレイアップをねじ込み、残り9分50秒で7点差にまで巻き返す。
勢いに乗り始めたヒートだったが、スパーズは続くタイムアウト明けのポゼッションでパティ・ミルズが流れを断ち切るカウント・ワンスローのスリーポイントに成功。
ミルズがフリースローを決めて4点プレーを完成させると、その一方でボバン・マリヤノヴィッチの威圧感に平常心を失ったヒートの大きな子供が、リバウンドのポジション争いの際にエルボーを振り回し、フレイグラントファウル2で即退場となる。
このプレーで、試合の流れは再び180度変わった。ワンスローとポゼッションを手に入れたスパーズは、マリヤノヴィッチがテクニカルショット、レナードがポストアップからフェイダウェイをそれぞれ沈めると、続いてダニー・グリーンが自らのフリースローミスからボールをスティールしてコーナースリーを決めるファインプレーをみせる。
スパーズは第4Q残り9分35秒から8分15秒の80秒間で11得点をスコアし、一気にリードを16点に拡大。その後もレナードやボリス・ディアウがペイントエリアからフィールドゴールを重ねてヒートを突き放すと、最後まで二桁点差をキープしたまま敵地で快勝を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 20 | 34 | 31 | 34 | 119 |
MIA | 24 | 23 | 28 | 26 | 101 |
スパーズは、16本中10本のフィールドゴールを決めたオルドリッジがゲームハイの28得点、4リバウンド、4アシストを獲得。レナードは23得点、9リバウンド、4アシスト、3スティール、FG成功率65%の大活躍で勝利に貢献した。
▼レナード&オルドリッジ
他には、最近好調気味のグリーンが15得点/7リバウンド/3スティール、ベンチから23分出場したジョナサン・シモンズが10得点、ディアウが9得点をマーク。マリヤノヴィッチは13分の出場で11得点、6リバウンドを記録している。
ヒートは、ドウェイン・ウェイドがFG成功率75%で20得点、クリス・ボッシュが18得点を獲得。ボバンに手を出したホワイトサイドは出場停止処分になればいい。
ボックススコア:「NBA」