P.ピアースが古巣セルティックス相手に白星、試合前には元チームメイトを激励
「相手チームの方を向いて、グリーンのユニフォームを目にするのは不思議な気分だった」、ネッツ移籍後はじめて古巣セルティックスと対戦したポール・ピアースはそう語った。「長年、緑と白のユニフォームで試合に臨むのが当たり前だったんだ…」
15日にニューヨークで行われたブルックリン・ネッツ対ボストン・セルティックスのプレシーズンゲーム。ピアースはわずか4得点とオフェンス面では絶不調だったが、10リバウンド、5アシストをマークしてチームに貢献し、ホームのネッツが82対80でセルティックスに競り勝った。
ケビン・ガーネット、デロン・ウィリアムスが欠場していたネッツは、ブルック・ロペスがチームハイの20得点を獲得する大活躍。試合は残り10秒で同点の大接戦となったが、最後にネッツのクリス・ジョンソンがフリースローを2本沈め、勝利を決めた。
セルティックスは、控えのコートニー・リーが14得点をマーク。また前半終了間際には、ジェフ・グリーンが敵地を沸かせる豪快なフェイシャルダンクを叩き込んだ。
▼ジェフ・グリーンのダンク
▼ゲームハイライト
ピアースにとって、NBAデビュー以来15年間に渡りプレーしたセルティックスと初めて対峙することとなったこの日の試合。ゲーム前にはセルティックスのロッカールームを訪れ、元チームメイトたちに今シーズンの成功を祈る激励の言葉を送ったという。
また試合中には、ピアースがセルティックスのベンチに駆け寄り、レイジョン・ロンドとお喋りをする場面も見られた。セルティックスのジェフ・グリーンは、「最初はとても違和感があった。だけどもうこのことに慣れなくてはいけないところに来ているんだ」と語っている。
セルティックス時代には、常に絶対的エースであり続けたピアース。新天地ネッツではボールを託される時間がやや少なくなるだろうが、トップスコアラーとしての意気込みは少しも失っていない。
「まだタンクは空っぽじゃない。大事な場面が来たときは、まだ十二分に活躍できる」
– by ポール・ピアース
ピアースがセルティックスの本拠地「TDガーデン」に凱旋した際は、ガーネット共々、大きな拍手で迎えられることだろう。
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参考記事:「Yahoo!Sports」