【海外】裸足の少年チームが国際ミニバストーナメントで優勝!!
メキシコの少年バスケチームが、南米アルゼンチンで開催された国際ミニバスケットボール大会で旋風を巻き起こした。
彼らは他の出場チームよりも一回り体が小さい上に、選手のほとんどが裸足で試合に出場するというかなり異色のチーム。そんな不利な条件にもかかわらず、圧倒的な強さでトーナメントに全勝し、今年度のチャンピョンに輝いたのだ。相手チームからは、「裸足のネズミたち(the barefoot mice)」と呼ばれた。
「裸足のネズミ」の少年たちは、メキシコ南部・オアハカ州の出身。この地域に古くから住む先住民「トリケ族」の子供たちだ。彼らは裸足でプレーすることを強要されたわけではない。チーム全員に対して、毎月新しいスニーカーが提供されているが、少年たちは自ら靴を履かないことを選んだのだ。
同チームの監督によると、この地域には貧困層で大所帯の家庭が多く、普段から靴や洋服にお金を費やすのが難しいため、子供たちは裸足で生活することに慣れているのだという。「彼らにとって、靴を履かずに裸足で歩き回るのは普通のことだ」と監督は語った。
トーナメントで少年たちの優勝が決定した16日、メキシコ代議院の議事堂では1分間にわたる拍手喝さいが鳴り響いたという。またメキシコのペニャニエト大統領も自身のツイッターアカウントから、「トリケ族チームの勝利は、メキシコ国民に誇りをもたらした」と祝福のメッセージを送った。
同ミニバスチームは、地域の貧困に苦しむ子供たちを救済するプログラムとして3年前にスタートした。チームに参加した子供の家庭には、政府から毎月600ペソ(4500円)の給付金が支給される。参加条件は、「学業が優秀であること」、「民族言語を話すこと」、「家の雑仕事を手伝うこと」の3つ。現在は40人の子供がチームに在籍している。
すばらしい!!!
ソース:「MSN」