デイビッド・グリフィン、キャブスのGMを退任
クリーブランド・キャバリアーズが現地19日、3年に渡ってGMを務めたデイビッド・グリフィンが6月いっぱいでチームを去ることを正式に発表した。
キャブスオーナーであるダン・ギルバートの声明によると、双方は6月30日で終了する契約を延長しないことで合意したとのこと。後任のGMについては今のところ未定だとしているが、『The Vertical』のAdrian Wojnarowski記者によれば、候補の一人に元デトロイト・ピストンズのポイントガード、チャンシー・ビラップスが挙げられているという。
グリフィンGMも声明を出し、「キャブスは“フィット”というコンセプトを基盤にしており、現時点では我々がこのまま関係を継続しても正しくフィットできない状況にきている」とコメント。複数のメディアは決別の理由について、「チームの方向性について意見が合わなかったから」と報じている。
2010年9月にキャブスの球団運営部門副社長になったグリフィンは、2014年にGMに就任。ケビン・ラブやJ.R.スミス、イマン・シャンパートらキープレイヤーをトレードで獲得し、レブロン・ジェイムスを中心としたチャンピオンシップロスターを作り上げ、3年連続ファイナル進出と2016年の球団史上初優勝に大貢献した。この日も、正式な退任発表の数時間前まで、ジミー・バトラーを含むシカゴ・ブルズとのトレードを画策するために奔走していたそうだ。
なおESPNによると、レブロン・ジェイムスは今回の件について事前に知らされていなかった様子。レブロンはグリフィンの契約延長を支持していたようで、チームの決断に関して落胆しているとの報道も出ている。
Image by Erik Drost
参考記事:「NBA」