クリッパーズが大ベテランセンターのジョアキム・ノアと契約へ
35歳になったばかりのプレイオフ経験豊富な元オールスタービッグが、クリッパーズの15番目のロスタースポットを埋めることとなった。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ロサンゼルス・クリッパーズが現地6日、センターのジョアキム・ノアとの契約に合意した模様。クリッパーズからの正式発表はまだだが、契約内容は10日間で、来週からチームに参加する予定だという。
2014年にDPOY(最優秀守備選手)を受賞するなど、トム・シボドーHC指揮下のシカゴ・ブルズ在籍中にはリーグ屈指のディフェンシブ・ビッグマンとして知られていたノア。その頃はMVP投票で4位になったり、オールスターやオールNBAチームに選出されたりと大活躍していたが、ブルズでのラストシーズンやニューヨーク・ニックス移籍後は怪我に悩まされ続け、2015-16以降の4シーズンでは合計わずか124試合の出場に終わっている。
昨季はメンフィス・グリズリーズで42試合に出場し、バックアップビッグとして7.1得点、5.2リバウンド、2.1アシストを平均。今季もオフからワークアウトに励んでいたそうだが、契約先を見つけられないままだった。
▼ノアの昨季ハイライト
今のノアには、ブルズ時代ようなリーグトップクラスの守備力やリバウンド力はない。ノア自身もそれを十分に理解しており、昨季終了時には「肉体的にあの頃とは違う」と語っていた。
ただ今でもバスケットボールIQの高い7フッターであり、エルボーからのプレイメイクといったパサーとしての能力も健在。ズバッチやハレルら他のクリッパーズのセンターとは違う角度から、チームに貢献できるかもしれない。
また全盛期のノアは、プレイオフでレブロン・ジェイムスと熱い火花を散らしていた選手でもある(一方的だったかもしれないが)。モリス兄弟の参戦に続いて、「バトル・オブ・LA」にまた新たな要素が追加された。
参考記事:「ESPN」