元キャブスHCのデイビッド・ブラットがニックスのフロントオフィスに加入
2014年から約1シーズン半にわたりクリーブランド・キャバリアーズを指揮したデイビッド・ブラットが、ヘッドコーチではなくコンサルタントとしてNBAに帰って来る。
ニューヨーク・ニックスは現地18日、ブラットがチームのバスケットボール運営部門コンサルタントに就任することを正式に発表した。
ニックスは声明文の中でブラットのコメントを伝えており、そこでブラットは26年に渡るコーチングキャリアを終える決断をしたことを明かしている。
「正式にコーチングから引退し、バスケットボールの世界で新たな機会を追求する中で、私のキャリアにおける次の一歩を踏み出せることを楽しみにしている。フロントオフィスの仕事には以前からずっと興味を持っていた。バスケットボール運営スタッフの力となれる機会を与えてくれたミルズ球団社長とペリーGMに感謝したい」
– デイビッド・ブラット
ブラットとニックスのスティーブ・ミルズ球団社長はプリンストン大学時代のチームメイトであり、長年の友人でもある。
2013-14シーズンにマッカビ・テルアビブBCの指揮官としてユーロリーグ制覇を成し遂げたブラットは、2014年オフシーズンにキャブスHCに就任してNBAコーチデビュー。1年目からキャブスをNBAファイナル進出に導き、翌2015-16シーズンも多くの負傷に見舞われたロスターでイースト首位となる開幕30勝11敗の好成績を収めていたが、2016年1月に「チームのビジョンと合わない」という理由から解雇された。
『バスケットボール運営部門コンサルタント』という役職のブラットにどれだけの権限が与えられるのかは分からないが、2019年FAたちのトレードが12月15日で解禁になった今、ニックスから何か大きな動きがあるかもしれない。
参考記事:「NBA」