カイル・ラウリー、手首の手術で4~5週間の戦線離脱へ
サージ・イバカ、P.J.タッカーをトレードで獲得し、プレーオフに向けて着々と準備を進めてきたトロント・ラプターズにとって、最も恐れていた事態に。
ラプターズは現地27日、手首を痛めていたカイル・ラウリーが遊離体除去の手術を受けることを発表。ESPNによると、復帰時期は4~5週間後になるとみられている。
ラウリーは数週間前から痛みを訴えていたらしく、オールスターゲームでもベンチで手首に大きなサポーターを巻いていた。
プレーオフには何とか間に合いそうだが、最後の仕上げの時期にイバカやタッカーら新加入の選手たちとほとんどプレイタイムを共有できないというのはやや不安要素だ。また、現在イースト3位にいるラプターズだが、5位のアトランタ・ホークスとの差はわずか2.5ゲームで、下手をすれば第1ラウンドでホームコートアドバンテージを確保できない可能性もある。
ただ今のところラプターズは、ラウリー不在でも踏ん張りを見せており、オールスターブレイク後の3試合を全勝。現地27日にMSGで行われたニューヨーク・ニックス戦では、デマー・デローザンが第4Qの勝負所でクラッチショットを連発し、チームを勝利に導いた。
▼残り時間1秒には逆転決勝ショットを決め37得点
今季のラウリーは56試合でキャリア最多の22.8得点、6.9アシスト、4.8リバウンドリバウンドを平均。チームのベストスコアラーはデローザンだが、ラウリーはオフェンスの軸となっている最も重要なピースだ。今季ラプターズのネットレーティング(100ポゼッションあたりの得失点差)は、ラウリーがフロアにいた2111分間で+8.1を記録しているが、ラウリーがフロアにいない784分間では-3.1と大きく落ち込んでいる。
参考記事:「ESPN」