ラシード・ウォレスがプレイオフを待たずにNBAを引退
ニューヨーク・ニックスのラシード・ウォレスが17日、突然NBAからの引退を発表した。今週末から始まるプレイオフでウォレスの姿をみることはない。ニックスは引退の理由を怪我のためだとしている。
闘争心むき出しのプレイスタイルと破天荒な性格でNBAの人気者となったウォレス。長年に渡りファンから最も愛されてきたプレイヤーのひとりだ。「Ball Don’t Lie(ボールは嘘つかない)」のセリフはあまりにも有名である。
テクニカルファウル王としても知られ、退場になったことは数知れず。一度はプレイオフカンファレンス決勝(2000年)という大事な試合で、審判をじっと見つめすぎたことで退場となった。
2010年に一度引退していたウォレスは、今季からニックスとして復帰。しかし怪我のためシーズンの約3分の2を欠場することとなった。
今季のウォレスのスタッツは、平均14.1分で7ポイント/4リバウンド。出場回数が少なかったとはいえ、バックアップのフォワードとしてそれなりの仕事をこなしている。なによりもベンチにいながらムードメーカーとして活躍した。
ウォレスのようなプレイヤーがNBAからいなくなるのはやはり寂しい。
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