スパーズ、ラトビア出身のダービス・ベルターンスに契約オファーか
サンアントニオ・スパーズが、また新たなインターナショナルタレントをロスターに加えようとしている。『EuroHoops.net』の報道によると、スパーズは今夏、ラトビア出身のダービス・ベルターンスにミニマム契約のオファーを提示する予定だという。
ベルターンスは身長205cmで現在23歳。2011年NBAドラフトでインディアナ・ペイサーズから全体42位指名を受けた後、カワイ・レナード/ジョージ・ヒルのトレードのパッケージとして、スパーズが交渉権を獲得した。その後、セルビアのKKパルチザンで2シーズンプレーし、2014年からはスペインACBのラボラル・クチャ(サスキ・バスコニア)に所属。アウトサイドショットに強い長身のフォワードで、今季はユーロリーグ15試合で3P成功率47.4%を平均している。
▼2015-16ユーロリーグハイライト
▼2014-15
ベルターンスはコーナーに立ちっぱなしのスポットアップシューターではなく、オフボールでも動き回り、ガード選手のようにピンダウン・スクリーンを抜けてからのキャッチ&シュートも得意とする。ショットのリリースがクイックで高く、ディフェンダーの身体能力がより優れたNBAでも十分に通用しそう。ここ3年で、2度にわたりACL断裂の大怪我を負ったが、それほど目立った影響はなさそうだ。
スパーズに来ることになれば、スモールフォワードとしてレナードのバックアップ、もしくはストレッチ・フォーとして全盛期のマット・ボナー的な役割を担うことになるかもしれない。今季のスパーズはミドルレンジやポストアップに頼ることが多く、ロングレンジがやや不足していたので(シーズン3p成功数でリーグ25位。12位以下になったのは2003-04以来初)、ベルターンスの加入はチームのオフェンスにさらなるスペーシングをもたらしてくれるはず。
なおベルターンスはラボラル・クチャとの契約があと1年残っているが、バイアウトが可能だ。将来的に、背の高いJ.J.レディックみたいになってくれたら最高…。
参考記事:「EuroHoops.net」