ブルズが54点差の記録的大勝利で第2ラウンド進出
現地30日に行われたシカゴ・ブルズ対ミルウォーキー・バックスのシリーズ第6戦は、ブルズが54点差で記録的な完全勝利。シリーズを4-2で制し、第2ラウンドへの進出を決めた。
8-0のランで試合をスタートさせたこの日のブルズは、攻守の両方で終始バックスを圧倒。5割以上の高い成功率でフィールドゴールを沈める一方、バックスの得点を各ピリオドとも20点以下に抑えると、第3Q中盤までに84対38にリードを広げ、早々と勝利を決めた。
最終スコアは120-66。54点差での勝利は、プレーオフ史上3番目の大量得点差勝利となる。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
CHI | 34 | 31 | 26 | 29 | 120 |
MIL | 16 | 17 | 19 | 14 | 66 |
▼プレーオフ最大得点差試合トップ3
チーム | シーズン | 結果 | 点差 |
レイカーズ (vsホークス) |
1956年 | 133-75 | 58点 |
ナゲッツ (vsホーネッツ) |
2009年 | 121-63 | 58点 |
ブルズ (vsバックス) |
2015年 | 120-66 | 54点 |
ブルズは、マイク・ダンリービーがゲームハイの20得点を記録。パウ・ガソルが19得点、8リバウンド、デリック・ローズが15得点、7アシスト、ジミー・バトラーが16得点をそれぞれマークした。
▼シカゴ・ブルズ、第6戦ハイライト
一方のバックスは、チームハイがザザ・パチュリアの8得点で、二桁台の得点を獲得したプレーヤーはゼロ。第2Qには、ヤニス・アデトクンボがフラストレーションからフレイグラントファウル2を犯して、退場処分になっている。昨季の15勝67敗からプレーオフ6位シードへと大躍進を遂げたバックスだが、悲惨な形でシーズンを締めくくることとなった。
アデトクンボのハードファウルの際には、コートサイドで観戦していた元ブルズのスコッティ・ピッペンが、たまらずコートに飛び出していくのではと思わせるような素振りをみせたりもした。
シリーズを勝ち抜いたブルズは、第2ラウンドで2位シードのクリーブランド・キャバリアーズと対戦することとなる。試合後、センターのジョアキム・ノアは、「クリーブランドを訪れるのが楽しみ。こんなことを口にする日が来るとは思わなかった」とトラッシュトーク混じりで次シリーズへの意気込みを語った。
参考記事:「ESPN」