D.ウィリアムスが35得点!!ネッツがホークスを破りシリーズタイに
現地27日に行われたアトランタ・ホークス対ブルックリン・ネッツのシリーズ第4戦は、デロン・ウィリアムスがユタ・ジャズ時代の輝きを取り戻しチームを牽引。ネッツがオーバータイムでホークスを破り、シリーズを2-2のタイに持ち込んだ。
ウィリアムスは、ネッツの8点ビハインドで迎えた第4Qに4本のスリーを成功させ、16得点を獲得。流れをつかんだネッツは試合をオーバータイムに持ち込むと、16-11でホークスをアウトスコアし、シリーズ2勝目を手にした。
▼D.ウィル、クラッチタイムでのターンアラウンド・スリー!!
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
ATL | 24 | 27 | 31 | 22 | 11 | 115 |
BKN | 25 | 20 | 29 | 30 | 16 | 120 |
シリーズ最初の3試合ではほとんど目立たなかったウィリアムスだが、この日はシューティングやクロスオーバー、プレーメイキングなどすべてが冴えわたり、オールスター級の大活躍。11本中7本のスリーを沈めて、プレイオフキャリア最多タイとなる35得点を獲得した他、7アシスト、5リバウンド、3スティールを記録して、チームを勝利に導いた。
▼デロン・ウィリアムス
「生き残るために何としてもこの勝利が必要だった。ネッツに移って以来で、恐らく最高に近いプレーができた」
– デロン・ウィリアムス
ネッツは他に、ブルック・ロペスが26得点、10リバウンドのダブルダブル。ジョー・ジョンソンは17得点、5アシストをマークした。一方のホークスは、ジェフ・ティーグが20得点/11アシスト、ポール・ミルサップが17得点/12リバウンドと、それぞれダブルダブルを記録している。
プレーオフ開幕前はホークスの圧勝が予想されていたイースト1位と8位の第1ラウンドシリーズだが、蓋を開けてみればほぼ互角の展開となった。4試合いずれも一桁得点差の接戦。総合得点では、394-393でネッツがホークスを上回っている。
▼ATL vs BKNのシリーズスタッツ(合計)
ATL | BKN | |
成績 | 2勝 | 2勝 |
得点 | 393 | 394 |
アシスト | 95 | 90 |
リバウンド | 186 | 188 |
スティール | 40 | 35 |
ブロック | 21 | 12 |
ターンオーバー | 57 | 58 |
FG% | 41.5% | 44.3% |
3P% | 33.1% | 34.3% |
ファーストブレイク得点 | 64 | 23 |
ペイントエリア得点 | 180 | 166 |
ホークスはレギュラーシーズンのような強いバスケができておらず、ややネッツのペースに引きずり込まれている印象。スリーが入らなくなれば、ティーグやデニス・シュローダーのアイソレーションに頼ってしまい、攻撃が停滞する場面もたびたび見られる。19連勝を達成した見事なモーションオフェンスとは別物だ。
やはりカギとなるのはカイル・コーバーのスリーポイントで、ホーム2戦では18本中8本の44.4%と高い確率で沈めていたが、アウェイでの2試合では18本中4本の22.2%と大きく調子を落としている。
ボックススコア:「NBA/Stats」