ハーデンが初のプレーオフトリプルダブル、ロケッツ圧勝でシリーズ2勝3敗に
現地12日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ対ヒューストン・ロケッツの第5戦は、インサイドを支配したホームチームのロケッツが21点差でクリッパーズに圧勝。シリーズを2勝3敗として、カンファレンスファイナル出場への希望を繋いだ。
負ければシーズン終了という崖っぷちの状況で第5戦に臨んだロケッツは、デアンドレ・ジョーダンのファウルトラブルで手薄になったクリッパーズのインサイドを徹底的に攻め、序盤から試合の主導権を掌握。第2Q残り3分30秒で一度2点差にまで詰め寄られるも、そこから15-2のランを展開して15点のリードを奪いハーフタイムを迎える。
第3Qに入ってからは、トレバー・アリーザやドワイト・ハワードが連続でフィールドゴールを決め、最大でリードを22点に拡大。その後もロケッツは二桁台の点差を保ったまま、圧倒的なワンサイドゲームで第3、4戦惨敗のリベンジを果たした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
LAC | 22 | 26 | 28 | 27 | 103 |
HOU | 27 | 36 | 27 | 34 | 124 |
ロケッツは、風邪で体調不良とされていたジェイムス・ハーデンが、26得点、11リバウンド、10アシストを記録して、キャリア初となるプレーオフでのトリプルダブルを達成。ロケッツの選手としては、2004年のスティーブ・フランシス以来初となる。
▼ジェイムス・ハーデン、トリプルダブル
他には、ハワードが20得点、15リバウンドのダブルダブル。アリーザは4本のスリーを成功させ、22得点、8リバウンド、3スティールで勝利に貢献している。この日のロケッツは、ペイントエリア内得点64対46、リバウンド数58対39で、クリッパーズのインサイドを圧倒した。
敗れたクリッパーズは、ブレイク・グリフィンがゲームハイの30得点、16リバウンド、クリス・ポールが22得点、10アシストと、それぞれダブルダブルで大健闘。しかし2人以外の選手、特にJ.J.レディック、マット・バーンズ、ジャマール・クロフォードのウィングプレーヤーたちが精彩を欠き、チームのスリーポイント成功率は35本中9本の25.7%に終わっている。
▼CP3のバックボード・アシスト、偶然…?
▼ブレイク・グリフィン
クリッパーズ対ロケッツのWCセミファイナル第6戦は、現地14日にロサンゼルスで行われる。
ボックススコア:「NBA/Stats」