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ウォリアーズ ペリカンズ スイープ
2015 4 26

ウォリアーズがペリカンズをスイープ、第2ラウンド進出

2015, ウォリアーズ, ゴールデンステイト・ウォリアーズ, ニューオリンズ・ペリカンズ, プレーオフ, ペリカンズ, 第4戦 2

現地25日、ゴールデンステイト・ウォリアーズがニューオリンズ・ペリカンズとの第4戦に109-98で快勝。4-0でシリーズスイープを達成し、今季プレーオフ1番乗りで第2ラウンドへの進出を決めた。

第4戦は、序盤から主導権を握ったウォリアーズが第3Qを21-13でアウトスコアし、第4Qまでにリードを21点に拡大。ペリカンズは試合残り時間1分49秒で7点差にまで詰め寄るカムバックをみせるも、そこからウォリアーズの攻撃を抑えることができず、4年ぶりのポストシーズンは全敗に終わった。

▼クラッチタイムでの見事なチームオフェンス

Q1 Q2 Q3 Q4
GS 31 36 21 21 109
NOP 24 30 13 31 98

この日のウォリアーズは、ステファン・カリーがゲームハイの39得点、9アシスト、8リバウンドをマーク。ドレイモンド・グリーンは22得点、10リバウンド、8アシスト、クレイ・トンプソンは25得点を記録した。この3人だけで合計21本中13本のスリーポイントを成功させ、チーム全体の約8割にのぼる86得点を挙げている。

▼ステファン・カリー

「カリーが巧妙な選手、素晴らしいシューターだということはわかっていた。どうしようもないよ。スリーポイントラインまでプレッシャーをかけると、ドライブから信じられないショットを決めてくる。ドライブを防ぐために後ろに下がれば、今度はスリーポイントを沈めてくる。究極の選択だ。ガードするのが極めて難しい。だからカリーはMVP候補なんだ」
– アンソニー・デイビス

▼ドレイモンド・グリーン

一方で敗れたペリカンズは、アンソニー・デイビスが20本中14本のフィールドゴールを成功させ、36得点、11リバウンド、3ブロックを記録。またエリック・ゴードンも29得点、5アシストの大奮闘をみせたが、チーム全体で25本中5本しかスリーポイントを決められず、ウォリアーズの火力についていくことができなかった。

▼アンソニー・デイビス

「これで早くても来季の11月までアンソニー・デイビスと対戦しなくて済む。とても嬉しいよ」
– スティーブ・カーHC

ウォリアーズのスイープ勝利という一方的な結果に終わったシリーズだが、各試合をみると予想よりもペリカンズが健闘した印象がある。第1戦は、ペリカンズが25点ビハインドから残り時間20秒で5点差にまでカムバック。続く第2戦はクラッチタイムまで一桁得点差の接戦が続いた。

やはりシリーズの決め手となったのは、ウォリアーズが第4Qの20点差からOTで大逆転勝利を収めた第3戦だ。ESPNのデータによると、プレーオフの歴史で第4Q20点ビハインドからカムバック勝利を果たしたのは、今回のウォリアーズを含めて、2002年セルティックスと2012年クリッパーズの3チームのみだという。

第3戦でのペリカンズの敗因はリバウンド。特に12点リードで迎えた第4Q残り4分からウォリアーズに7本のオフェンシブリバウンドを与えてしまい、その内の5本が直接フィールドゴールとフリースロー(合計10点)につながっている。ペリカンズの選手たちはスタミナの限界だったのか、それとも経験不足が浮き彫りになったのか。コーチも含め、大事な局面でいわゆる“プレーオフバスケットボール”をエクスキュートすることができなかった。

▼ウォリアーズvsペリカンズ、シリーズスタッツ

1試合平均 GS NOP
得点 108.8 100.8
アシスト 25.8 23.3
リバウンド 46.5 42.3
スティール 7.3 7.5
ブロック 6.3 5.8
ターンオーバー 12.3 13.5
FG% 44.9% 45.0%
3P% 37.9% 31.8%
3P成功数 11.8 6.8
ファーストブレイク得点 22.5 10.8
ペイントエリア得点 42.5 41.5

4試合を通して、カリーはシリーズハイの33.8得点、7.3アシスト、5.3リバウンド、1.3スティール、3P成功率41.7%を平均。合計で20本のスリーポイントを沈めている。

今年がプレーオフデビューとなったデイビスは勝利を手に入れられなかったものの、平均42.9分の出場時間で31.5得点、11リバウンド、3ブロック、FG成功率54%という末恐ろしい数字を記録した。

Image by gshastri/Reddit

ボックススコア:「NBA/Stats」

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