【GSW-POR第2戦】ウォリアーズが17点ビハインドから逆転勝利
現地3日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズのカンファレンスセミファイナル第2戦は、第2Q序盤の17点差からカムバックしたウォリアーズが110-99で勝利。エースのステファン・カリーが不在のまま、シリーズ2連勝をあげた。
ウォリアーズはチームとしての完成度が本当に高い…。この日のブレイザーズはスリー成功数とアシスト数でウォリアーズを上回り、さらに第3Qにはデイミアン・リラードがピリオド17得点で大爆発。カリー抜きの試合で第4Q開始時に11点差と、流れは完全にブレイザーズにあったが、それでもチームプレーで勝利への道を切り開いた。
第4Qのウォリアーズは、フェスタス・エジーリが開始4分間で8得点、4リバウンドを獲得してチームに勢いを与えると、ピリオド中盤にクレイ・トンプソンが2連続スリーを沈め、この日初のリードを奪取。そしてラスト5分のクラッチタイムでは、ブレイザーズのフィールドゴール成功数を10本中1本に抑える鉄壁の守備を展開し、16-4のランで試合を終えて逆転勝利を達成した。
▼ウォリアーズ、第4Qカムバック
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
POR | 34 | 25 | 28 | 12 | 99 |
GSW | 21 | 30 | 25 | 34 | 110 |
ウォリアーズは、クレイ・トンプソンが5本のスリーを沈めてゲームハイの27得点をマーク。前半はモーリス・ハークレスらブレイザーズのディフェンダーを振り切るのに苦戦して7得点に抑えられたが、後半になるとややリズムが戻り、第4Qの大事な場面でもスリーを決めた。
ドレイモンド・グリーンは、FG20本中7本とシューティングがいまいちだったものの、17得点、14リバウンド、7アシスト、4ブロックを記録してオールラウンドに大活躍。他には、アンドレ・イグダーラが15得点、ショーン・リビングストンが14得点、ハリソン・バーンズが13得点でそれぞれ貢献している。
ブレイザーズは、リラードが25得点、C.J.マッカラムが22得点を獲得。序盤からアップテンポな攻めで二桁リードを奪い、試合の大部分で主導権を握っていたが、第4Qはウォリアーズのディフェンスに圧倒されてイージーショットを生み出すことができず、オフェンスが大失速してしまった。
▼リラード
「3つのクォーターで素晴らしいプレーができた。彼らと競争できるということを証明したと思う。しかし第4Qにチャンスを逃してしまった。第4Qの時点で勝てる状況にいた試合を落としてしまうのは残念だ。しっかりと試合をクローズしなくてはならない。ロードで勝利をあげるチャンスだった。ここから学ぶ必要がある」
– テリー・ストッツHC
2-0となったウォリアーズとブレイザーズのシリーズ第3戦は、現地8日にポートランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」