アダムスとウェストブルックが連係プレイでフリースロー2本を4点に
現地23日にオクラホマシティーで行われたロケッツ対サンダーのシリーズ第4戦は、最終ピリオドの残り22秒でロケッツの5点リード。絶体絶命の状況に追い込まれたサンダーは、2本のフリースローを与えられたスティーブン・アダムスが一か八かの賭けに出る。
1投目のフリースローを沈めたアダムスは、2投目をリムに向かって強く投げてわざとミスし、自らオフェンスリバウンドを獲得。そのままアウトサイドにタッチパスを出すと、ボールを受けたウェストブルックがクイックリリースでロングスリーを沈め、見事な連係で2本のフリースローから4点を稼ぎ出した。この一連のプレイが成功するのは極めて稀だ。
このミラクルプレイで1点差にまで迫ったサンダーだが、続くロケッツのポゼッションでボールを奪い返そうとトラップを仕掛けるも、最終的にネネにカウント・ワンスローのレイアップを許してしまう痛恨のミスを犯し、試合は再び2ゴール差に。その後アレックス・アブリネスがティップインを決めて2点差とするが逆転には至らず、113-109で敗北して、シリーズ1勝3敗の崖っぷちに立たされることとなった。
カンファレンス・セミファイナル進出に王手をかけたロケッツは、ネネが12本中12本のFG成功でチームハイの28得点、10リバウンドをマーク。ジェイムス・ハーデンはFG成功率31%の16得点、7ターンオーバーと不調だったが、ネネの他にもベンチがステップアップし、エリック・ゴードンとルー・ウィリアムズがそれぞれ18得点を記録している。
▼ネネ!
一方のサンダーは、ウェストブルックが35得点、14アシスト、14リバウンドで今季ポストシーズン3回目のトリプルダブルを獲得。アンドレ・ロバーソンは13得点、5ブロック、2スティールと攻守で貢献したが、久々にハック戦略の餌食となり、12本中10本のフリースローに失敗した。ハックはこれでせめて今年最後になることを祈りたい。
シリーズ第5戦は、現地現地25日にヒューストンで行われる。
ボックススコア:「NBA」