C.ポール復帰のクリッパーズがシクサーズを完全破壊
司令塔のクリス・ポールが復帰し、モチベーションMaxのロサンゼルス・クリッパーズが9日、球団史上最多となる45点差でフィラデルフィア・セブンティシクサーズを葬り去った。
いくら上位チームと下位チームの対戦とはいえ、NBAでここまで圧倒的なワンサイドゲームは非常に稀だ。
特に前半のスコアボードがそのすべてを物語っている:
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
PHI | 15 | 15 | 21 | 27 | 78 |
LAC | 46 | 23 | 31 | 23 | 123 |
13-0のランで試合をスタートさせたクリッパーズは、ポール/グリフィンのデュオが2ポゼッション連続アリウープを決めるなど、序盤からやりたい放題。最初の12分で46得点を叩きだすと、第2Qにはさらに点差を広げ、69対30で前半を終えた。ESPNによると、ハーフタイム時での39点リードは、過去20年の試合で2番目に大きな点差らしい。
▼ポール/グリフィンの2連続アリウープ
後半に入ってからも、クリッパーズは攻撃の手を一切休めず。第3Q開始から20-3のランを展開し、最大で89対33の56点差にまでリードを広げた。トリプルスコアまであと少し…。
その後シクサーズが14-0のランで巻き返しを図るも、大量得点差が埋まるはずもなく、最終的に123対78でクリッパーズが歴史的な圧勝を収めた。
この日のクリッパーズはフィールドゴール89本中50本に成功(56.2%)。その一方で、シクサーズのFG成功率を27%(100本中27本)に抑える鉄壁のディフェンスを披露した。
個人では、ブレイク・グリフィンが26得点/11リバウンド、デアンドレ・ジョーダンが10得点/20リバウンドのダブルダブルをそれぞれ獲得。約5週間ぶりに復帰したクリス・ポールは、23分の出場時間で7得点、8アシスト、4スティールを記録した。
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もしかするとクリス・ポールの怪我は、クリッパーズにとってある意味プラスだったかもしれない。クリッパーズはリーダー不在の5週間、7連続アウェイ戦を含む18試合を戦い、12勝6敗という好成績を収めた。
その間、ブレイク・グリフィンはチームのNo1オプションとなったことで一段と成長し、27.5得点、8.2リバウンド、4.3アシスト、1.4スティールを平均する大活躍。さらに他のロールプレーヤーたちにも自信が付き、チームとして一皮むけたような印象がある。
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