デローザンが残り4秒に逆転のポスタライズダンク
トロント・ラプターズのデマー・デローザンが、現地7日に行われたデトロイト・ピストンズ戦第4Q最後のポゼッションで今季ベストダンクの一つと言えるスーパープレイを決めた。
レギュレーションのラスト3分間で1~2ゴール差を争う大接戦となったこの日の試合は、第4Q残り10秒にブレイク・グリフィンがファウルを受けながらのフェイダウェイで3点プレイを成功させ、ピストンズが1点リードを奪取。タイムアウトが残されていなかったラプターズは、デローザンがドリブルで素早くコートを縦断して敵陣に攻め入り、アンソニー・トリバーの上からカウントワンスローのポスタライズダンクを叩き込んだ。
これが決勝点になると思われたが、ピストンズはタイムアウト明けのプレイで、グリフィンが残り0.9秒に同点のバンクショットをねじ込み、試合は延長戦に突入。
オーバータイムも1ゴール差をめぐる混戦が繰り広げられる中、勝負所で再びデローザンがステップアップし、残り1分37秒にアイソレーションからカウントワンスローのジャンプショットに成功。OT残り1秒には、ディフェンスリバウンドから速攻でペイントエリアを攻めて4人のディフェンダーをゴール下に引きつけ、コーナーにいるフレッド・バンブリードへの決勝アシストを出すファインプレイを決めた。
死闘を制したラプターズは、デローザンが28本中16本のFG成功からゲーム最多の42得点、6アシストを記録。カイル・ラウリーが15得点、15アシスト、4スティール、ノーマン・パウエルが17得点で勝利に貢献している。ラプターズはこの日の勝利により、シーズン47勝17敗で9位のピストンズに18.5ゲーム差をつけ、リーグ1番乗りでプレイオフ進出を確定させた。
一方のピストンズは、正念場で奮闘したグリフィンが31得点をマーク。1月末の大型トレードでグリフィンを獲得してから6勝10敗と低迷が続いており、シーズン残り17試合で8位シードから5ゲーム差と崖っぷちに立たされている。
ボックススコア:「NBA」