エンビードとテイタムが1on1で熱いバトル
こちらは、バスケットボール・スキルコーチのDrew HanlenさんがYouTubeに公開したNBA選手たちのオフシーズントレーニングの様子。Hanlenさんは数々のNBAプレイヤーたちのスキルアップに貢献してきた敏腕トレーナーで、この日のセッションでは、ジョエル・エンビードとジェイソン・テイタムの1on1に注目が集まった。
レブロン離脱後のイーストでNo1プレイヤーの座を狙うエンビードと、20歳の新人ながらプレイオフではチームの得点リーダーとしてセルティックスをカンファレンスファイナル第7戦まで導いた次世代スター候補筆頭のテイタム。そこに2018年ドラフト6位指名のセンター、モハメッド・バンバを交えて、ハイレベルな1on1バトルが繰り広げられた。
▼1on1は動画3分30秒あたりから
やはり印象的なのは、エンビードのパワフルさと、そのサイズに似つかわしくないスキルレベルの高さだろう。シュートレンジの広さはもちろん、パワーで相手のバランスを崩してからのチェンジ・オブ・ディレクション(動画4分23秒)なんて素晴らしすぎる。さすがは「アキーム・オラジュワンの再来」などと言われるだけあって、ペリメーターでのフェイスアップからウィング選手のような動きができる超逸材センターだ。
一方のテイタムも、フットワークやターンアラウンド・ジャンプショットが見事。NBA公式サイトでは身長203cmとなっているが、さらにそこから背が伸びているように見える。
なおエンビードとテイタムは、昨季プレイオフのイースト準決勝でも対戦。エース不在のセルティックスが不利かと思われたシリーズだったが、テイタムが5試合連続で20点超えする大活躍を見せた他、大ベテランのアル・ホーフォード、さらにテリー・ロジアーやジェイレン・ブラウンら若手もステップアップし、セルティックスが4勝1敗でシリーズを制している。エンビードは特に守備面でホーフォードとのマッチアップ(ピック&ポップ)に苦戦していた印象だ。
▼テイタムはもう少しでエンビードを破壊
来季からは、セルティックスと76ersのイースト覇権争いがすごく楽しみ。
Video:「YouTube」