ヤニス・アデトクンボ、頭突きで退場処分に
MVPのヤニス・アデトクンボが、現地11日に行われたミルウォーキー・バックス対ワシントン・ウィザーズ戦の前半に退場処分となった。アデトクンボが対戦相手の選手に頭突きを食らわせたからだ。
問題のプレイがあったのは、アデトクンボがモー・バグナーとの接触でチャージングをコールされた第2Q残り8分50秒。微妙な判定に加え、ワグナーから何か言われたのか、アデトクンボはフラストレーションを爆発させ、すれ違いざまにバグナーの顔面にヘッドバットを放ってしまう。
当然ながらフレイグラントファウル2の行為であり、一発退場だ。
ESPNによると、アデトクンボが退場処分になるのはキャリア3度目、プレイオフも含めれば4度目だという。
アデトクンボは試合後、問題のプレイについて「ひどい行為をしてしまった」と反省。「もし時間を巻き戻して、あのプレイに戻れるなら、同じことは絶対にしない」とコメントした。
「僕はキャリアを通して冷静さを保ちつつゲームに集中できていたと思う。でも結局のところ僕らは皆人間であり、時には間違いも起こしてしまう。ただ大切なのは、失敗からちゃんと学んで、前に進んでいくことだ」
この日のアデトクンボはわずか10分の出場に終わったが、それでも12得点、9リバウンドをマーク。バックスはヤニス退場後も前半に得たリードを最後まで維持し、126-113で快勝した。
一方で、7連敗となったウィザーズは、八村塁が29分の出場でチームハイ20得点を記録している。
24勝40敗のイースト9位でシーズン再開に臨んだウィザーズだったが、オーランドではまだ1勝もあげられていない。すでにシーズン敗退は確定しており、結果として、バブルに参加していないホーネッツを追い抜き、イースト10位に転落することとなった。
ボックススコア:「NBA」