ヤニス・アデトクンボがMSGで逆転ブザービーター
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが、スーパースターへの階段を着実に上っている。現地4日にMSGで行われたニューヨーク・ニックス戦の勝負所では、攻守でクラッチプレーを連発し、見事チームを逆転勝利へと導くエースぶりを見せつけた。
第4Q開始時点で14点ビハインドと苦境に立たされたバックスは、そこからアデトクンボのピリオド12得点やベンチユニットの活躍で流れを掴んで猛反撃を展開し、正念場で接戦に持ち込むことに成功。1点差まで追い上げて迎えた残り時間8秒には、アデトクンボがニックスにインバウンズパスでターンオーバーを出させる好守備を見せ、逆転のチャンスを手にする。
続くラストポゼッションでボールを託されたアデトクンボは…。
クロックを確認しながらポストアップでじっくりと攻め入り、終了のブザーと同時にエルボーからの逆転弾をスコア。マークについたランス・トーマスはほぼ完璧な守備で対抗したが、長身から放たれるアデトクンボのステップバック・ジャンプショットにはなす術がなかった。
「落ち着いていたよ。どんな選手の上からでもショットを打てること、そして誰にもブロックされないことをわかっているからさ。だから僕のショットが(この試合の)ラストショットになるように心がけた」
– ヤニス・アデトクンボ
アデトクンボは27得点、13リバウンド、4アシスト、3ブロックをマーク。試合後のヒーローインタビューで、バスケットボールのメッカであるMSGでゲームウィナーを決める気分はどうだと尋ねられると、「素晴らしい気分た。でもミルウォーキーで、ホームで決めたい」とコメントした。
▼実戦でこの距離からダンクする?
18勝16敗でイースト6位に順位を上げたバックスは、グリーク・フリークの他に、グレッグ・モンローが18得点、ジャバリ・パーカーが15得点を獲得。6連敗となったニックスは、カーメロ・アンソニーがゲームハイの30得点、11リバウンド、7アシストを記録している。
ボックススコア:「NBA」