マヌ・ジノビリがカツラ姿でチャリティーイベントに登場、今季スパーズの展望も語る
アルゼンチン・レジェンドと往年のフサフサヘアが一夜限りの復活だ。
元サンアントニオ・スパーズのマヌ・ジノビリとトニー・パーカーが、中国で開催された「Super Penguin Basketball」のチャリティーイベントに参加。試合前のイントロで、ジノビリは若かりし頃を彷彿させるセミロングのカツラを被って登場し、現地のファンたちを沸かせた。
▼パーカーも嬉しそう
https://twitter.com/ESPNNBA/status/1175421277328347141
もちろん試合が始まるとマヌはウィッグを脱ぎ捨て、終盤にはパーカーの目の前で華麗なボールハンドルとフットワークを披露する場面もあった。
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インタビュー
中国に滞在中のジノビリは現地でESPNの取材に応じ、引退後の心境や今季スパーズの展望などについて語った。
・バスケットボールキャリアを終えて思うこと
「最も恋しく思うのは、ロッカールームとチームメイトたち、試合後のチームディナー、試合に向けた準備。それからチームとして戦いに挑み、自分個人よりももっと大きな何かの一部になるという感覚だね」
「反対に恋しく思わないのは、遠征や遅い時間帯の試合、バック・トゥ・バック。睡眠不足に筋肉痛、疲労感。これらについては、ちっとも恋しくならないよ」
・全盛期のマヌが今のNBAでプレイしたなら?
「変わらないと思う。昔から僕のプレイスタイルは今のバスケに適応できるものだったと思う。それほどアジャストする必要はなさそうだ。今のハイペースなバスケを楽しめただろう。クイックショットやスリーを打ちまくれる。15年前はそれが許されなかったからね」
「僕が全盛期の頃は、まだインサイド・プレイヤーが支配的な時代だった。そして当時のスパーズには最も支配的なビッグマン(ティム・ダンカン)がいた。試合をスローペースに持ち込み、適切なポジションで彼にボールを回すというのが僕たちのゲームプランだった」
「でも今のNBAはトランジションやスリーが増え、試合のテンポが速くなっている。だから僕としては今のリーグの方がもっと楽しめたかもしれないね」
もし全盛期のマヌに今のリーグでジェイムス・ハーデンのような役割を与えたなら、どれだけ活躍しただろう…?
・2019-20シーズンのスパーズについて
「スパーズはどんなロスター構成であっても、常に強豪であり続けるはずだ。優勝候補とは呼べない。今季リーグでは上位6チームにも入っていないと思う。おそらく8番目くらいかな。でも彼らは必ずいいプレイをするだろうし、しっかりとコーチされたチームになる」
「今季はデジャンテ・マレーが怪我から戻って来る。デリック・ホワイトも大きく成長したし、デマー(デローザン)は常に素晴らしい選手だ。ラマーカス(オルドリッジ)のおかげで他のチームにはないインサイドの存在感もある。スパーズは素晴らしいチームになると思う。優勝争いに加わったとしても驚かないよ」
Via ESPN