マヌ・ジノビリ、フリースロー失敗を狙うも奇跡的に成功
現地15日にAT&Tセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズの試合は、ブレイザーズの3点リードで迎えた第4Q残り2.5秒にマヌ・ジノビリが2本のフリースローを獲得。この時点でスパーズにタイムアウトが残されておらず、両方ともフリースローを決めてスティールを狙うか、それともわざと2本目を外して一か八かオフェンスリバウンドを取りにいくか。いずれにせよ1本目は絶対に外せない状況だったが、ジノビリは最初のフリースローに失敗してしまう。
ここで残された選択肢は、次のフリースローを外してリバウンドを取り、スリーで同点を狙うという流れ。ジノビリはなるべくリバウンドを遠くへ飛ばそうと、投げつけるように強くシュートを打ったが、ボールは絶妙な角度でリムとバックボードの間を跳ね、ゴールに吸い込まれた。
さすがのジノビリも、これにはガックリ。その後試合は、デイミアン・リラードが2本のフリースローを沈め、ブレイザーズが110-106で勝利した。これで8位シードまで2ゲーム差に迫ったブレイザーズは、リラードが36得点、C.J.マッカラムが26得点を記録している。
敗れたスパーズは、カワイ・レナードが34得点、9リバウンド、6アシストをマーク。不整脈から復帰したラマーカス・オルドリッジはミドルレンジのシュートタッチが安定せず、FG24本中9本成功の19得点に終わっている。スパーズは試合を通してブレイザーズのピック&ロールオフェンスに守備を崩されまくった。
▼レナードvsリラード
ボックススコア:「NBA」