審判が正念場でハーデンのパスをインターセプト
こちらは、現地23日のヒューストン・ロケッツ対メンフィス・グリズリーズ戦で起きた審判による珍プレイ。
4点差の大接戦で迎えた第4Q残り1分、ピック&ロールからの攻撃を阻止されたジェイムス・ハーデンは、オフェンスを立て直そうとウィングにいるエリック・ゴードンにパスを出すが、ボールはプレイに近づきすぎてパスレーンを妨害してしまった審判を直撃し、そのままコートの外へ。審判はコートの一部とみなされるので、プレイはバッドパスによるアウト・オブ・バウンズのターンオーバーと判定され、グリズリーズボールとなった。
ここからロケッツは終了のブザーまで得点をあげることができず、98-90でグリズリーズに敗北。今季開幕連勝記録が3で終わることとなった。
上のハプニングが起こる前から、流れは完全にグリズリーズにあったので(第4Q残り8分の10点ビハインドから21-7のランで大逆転)、この判定が最大の敗因というわけでは決してないが、あんな形で勝敗を左右する大事なポゼッションを潰されたロケッツにしてみれば後味の悪い試合だろう。
審判によるフィジカルな試合妨害のハプニングで最初に思い当たるのは、やはりピストンズ対ヒートの2005年イースタンカンファレンス・ファイナル第7戦。第4Q残り時間17秒で3点差と、ファイナル進出をかけたシリーズの山場で、審判のジョーイ・クロフォードがボールを持っていたヒートのデイモン・ジョーンズにぶつかり、コートの外に突き飛ばしてしまうのだが、なぜかピストンズのチャンシー・ビラップスにファウルがコールされ、ジョーンズにフリースローが与えられた。
最終的にピストンズが勝利したからよかったものの、もし結果が変わっていたらと思うとゾッとする…。
ボックススコア:「NBA」