【サンデーレポート Vol.10】1月27日~2月2日:スターン退任、バイナムがペイサーズへ
NBA第14週のまとめ記事。
【Vol.10】NBA第14週 – 1月27日~2月2日
順位表(2月2日現在):
・「デビッド・スターン退任」
長年NBAのドンとして君臨したデビッド・スターンコミッショナーが2月1日付けで引退した。
スターン氏がコミッショナーに就任したのはちょうど30年前で、いわばマイケル・ジョーダン、チャールズ・バークレーらと同期。当時、プレーオフの試合でさえ録画放送していたほど人気に陰りのあったNBAをスター選手らと共に再建し、アメリカで1,2を争う人気スポーツリーグへと成長させた功労者の一人だ。
スターン氏の就任以来、リーグの年間総収入は1億6500万ドルから55億ドルに、プレーヤーの平均年棒は29万ドルから590万ドルに上昇。また、フランチャイズの数も23から30に増え、テレビでのライブ中継回数も年間2回から215回に急増した。
新しいコミッショナーには、2006年から副コミッショナーを務めていたアダム・シルバーが就任する。
イースト:
・「ペイサーズがA.バイナムと契約」
インディアナ・ペイサーズが1日、FAのアンドリュー・バイナムとシーズン契約で合意したことを発表した。契約の詳細については明かされていない。
バイナムは昨年末に、「チームに悪い影響を与えるから」という理由でキャブスから出場停止処分を言い渡され、1月7日にブルズへとトレード移籍。その後すぐさまブルズから解雇され、4週間ほど新天地を模索していた。
膝の調子やモチベーション面など多くの懸念があるため、バイナムがどれほどチームに貢献できるかは不明。少なくとも、マイアミ・ヒートにバイナムを取られなかっただけでも、ペイサーズにとってはプラスだ。
バイナムは契約について、「ロイ・ヒバートのバックアップを務めるのは光栄だ。チームのためにやれることは何でもやろうと思う」と語った。
ウェスト:
・「グリズリーズ、ガソル復帰でプレーオフレースに返り咲き」
メンフィス・グリズリーズがようやく本来の姿を取り戻してきた。シーズン開始から最初の2ヵ月は、マーク・ガソルの戦線離脱が大きく影響し、13勝17敗と負け越していたが、今年に入ってからは13勝3敗と大幅に成績を伸ばしている。
特にガソルの復帰後は9勝1敗と絶好調。しかもその間にサンダーやブレイザーズ、ロケッツなど強豪チームを立て続けに撃破している。現在の成績は26勝20敗で、ウェスト8位のプレイオフ圏内まで一気に這い上がった。
唯一の不安要素は、PGのマイク・コンリーが1日のバックス戦で足首を負傷したこと。MRI検査の結果、Ⅱ度(中等症)の捻挫と診断され、最低1週間の欠場が必要との見通し。
・「N.ロビンソン、膝手術で残りシーズン全休」
今季はガードの怪我が本当に多い…。デンバー・ナゲッツが31日、ネイト・ロビンソンのシーズン全休を発表した。理由は、29日のボブキャッツ戦で負傷した左膝前十字靭帯の手術のため。
オフシーズンにブルズからデンバーへとFA移籍したロビンソンは、今季44試合に出場し、10.4得点、2.5アシストを平均している。
・「ケビン・ラブの2015年レイカーズ移籍は確実??」
…との噂。匿名のGMがESPNの取材で「100%確実だ」と語ったらしい。複数のスポーツメディアが報じている。
もし(万が一!)この噂が本当ならば、レイカーズが今年のオフシーズンにカーメロ・アンソニーを獲得する可能性は、サラリーキャップの理由から極めて低くなる。というか匿名のGMって…、レイカーズのGM?
プレーヤー・オブ・ザ・ウィーク
- イースト: カイル・ローリー(ラプターズ)
- ウェスト: ゴーラン・ドラギッチ(サンズ)
画像いろいろ
1.J.R.スミス、レイモンド・フェルトン:バウンスパス・アリウープ
2.マーク・キューバン、デビッド・スターンの退任日にて
写真の横には、「そう、僕らは仲のいい友達」とのメッセージ。コミッショナーから数えきれないほどの罰金処分を受けてきたキューバンだけど、最後は仲良くお別れ。
3.テレンス・ロス、ケネス・フェリードの上からダンク
動画いろいろ:
1.テレンス・ロス、ケネス・フェリードの上からダンク
2.パトリック・パターソン、スティール&決勝ゴール
3.珍プレー集
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