【サンデーレポート Vol.38】3月30日~4月5日: カーHCが1年目コーチの勝利数で歴代記録を樹立
NBA2014-15シーズン第23週の気になるニュースや動画をざっとまとめました。サンデーレポートは毎週日曜日にアップします。
【Vol.38】2014-15第23週 – 3月30日~4月5日
順位表(4月5日現在):
ウェスト | イースト | |||
1 | ウォリアーズ | 63-13 | ホークス | 57-19 |
2 | ロケッツ | 52-24 | キャブス | 49-27 |
3 | グリズリーズ | 52-25 | ブルズ | 46-30 |
4 | ブレイザーズ | 50-26 | ラプターズ | 45-32 |
5 | クリッパーズ | 51-26 | ウィザーズ | 44-33 |
6 | スパーズ | 50-26 | バックス | 38-39 |
7 | マブス | 46-31 | ネッツ | 35-41 |
8 | サンダー | 42-34 | セルティックス | 35-42 |
9 | ペリカンズ | 41-35 | ヒート | 34-42 |
10 | サンズ | 38-38 | ペイサーズ | 33-43 |
11 | ジャズ | 34-41 | ホーネッツ | 33-43 |
12 | ナゲッツ | 28-49 | ピストンズ | 30-47 |
13 | キングス | 26-49 | マジック | 24-53 |
14 | レイカーズ | 20-55 | シクサーズ | 18-59 |
15 | ウルブズ | 16-60 | ニックス | 14-62 |
※4月5日の時点で、イースト上位5チーム、ウェスト上位6チームのプレイオフ出場が確定している。
今週の歴史
- 1967年4月5日 – ウィルト・チェンバレンがボストン・セルティックス戦でNBAプレイオフ歴代最多記録の41リバウンドを獲得
- 1973年4月1日 – ボストン・セルティックスのジョン・ハブリチェックがアトランタ・ホークスとのECセミファイナル第1戦で、歴代プレイオフ最多記録タイとなる24本のフィールドゴールに成功(ウィルト・チェンバレン、マイケル・ジョーダンとタイ)。54得点を記録してチームを勝利に導いた
- 1980年3月30日 – サンアントニオ・スパーズのジョージ・ガービンが3シーズン連続で得点王に輝いた。3年以上連続で得点王を獲得した選手はNBA史上7人いる(ジョージ・マイカン、ニール・ジョンソン、ウィルト・チェンバレン、ボブ・マカドゥー、ジョージ・ガービン、マイケル・ジョーダン、ケビン・デュラント)
- 1996年4月4日 – シカゴ・ブルズがマイアミ・ヒートを破り、ホームでの連勝記録を44に更新。これはNBAのホーム連勝最長記録となる
- 1999年4月3日 – ニュージャージー・ネッツのケンドール・ギルがマイアミ・ヒート戦で1試合のNBA最多記録タイとなる11スティールを記録(元スパーズのラリー・ケノンとタイ)
- 2001年4月5日 – ダラス・マーベリックスのワン・ジージーが中国人選手として初めてNBAの公式戦に出場。8分間で6得点、3リバウンドを記録した
- 2008年3月30日 – ボストン・セルティックスがマイアミ・ヒートのフィールドゴールをわずか17本に抑え88対62で勝利。1954年にショットクロックが採用されて以降、相手のFG成功数を最も少なく抑えたチームとなった。セルティックスは2012年1月23日にオーランド・マジックを16フィールドゴールに抑えて、この記録を更新している(87対56で勝利)
ニュース:
・スパーズが16シーズン連続で50勝達成!!
サンアントニオ・スパーズが現地3日、デンバー・ナゲッツとの試合に勝利し、今季50勝目を挙げた。これでスパーズは16年連続でシーズン50勝以上を達成。勝率で見れば、ティム・ダンカンがデビューして以来、18年連続で61%以上(50勝に等しい)を記録している(1998-99はロックアウトのせいでシーズンが短かくなったため37勝13敗)。
スパーズの16シーズン連続50勝はNBA史上最長記録だ。
連続50勝 | 期間 | |
スパーズ | 16 | 2000~15年 |
レイカーズ | 12 | 1980~91年 |
セルティックス | 10 | 1959~68年 |
シーズン中盤は「今年こそ届かないだろう」とする声もたくさんあった。しかし終わりになってみれば、今年もちゃんと記録更新を果たすことができた。この世界で確実なもの…、それは死と税金、そしてスパーズのシーズン50勝である。
・ルビオ、シーズン残りを全休へ
Fox Sportsの報道によると、ミネソタ・ティンバーウルブズのフリップ・サンダースHCが現地4日、ポイントガードのリッキー・ルビオがシーズン残り全試合を欠場することをメディアに告げたという。
離脱の理由は、3月13日に負傷した左足首。その5日後のラプターズ戦で復帰したが、それ以降は1度も試合に出場していない。
・スティーブ・カー、ルーキーHCのシーズン最多勝利数記録を樹立
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地4日のダラス・マーベリックス戦に勝利し、シーズン成績を63勝13敗に更新。スティーブ・カーHCは1年目ヘッドコーチのNBAシーズン最多勝利数記録を樹立した。
▼ルーキーコーチの成績トップ3
コーチ | チーム | 成績 |
スティーブ・カー | ウォリアーズ (2014-15) |
63勝13敗 |
ポール・ウェストファル | サンズ (1992-93) |
62勝20敗 |
トム・ティボデュー | ブルズ (2010-11) |
62勝20敗 |
試合後、ウォリアーズの選手たちは新記録達成を祝い、カーHCにゲームボールをプレゼントしたそうだ。
もしカーHCが昨年にニックスのオファーを承諾していたらどんなことになっていただろう…?
・デアンドレ・ジョーダンのセカンドベストでセカンドワーストなシーズン
今シーズンのデアンドレ・ジョーダンは、フィールドゴール成功率で歴代最高2位となる70.7%を平均中だ。
▼シーズン平均FG%歴代トップ3(ソース)
FG% | シーズン | |
ウィルト・チェンバレン | 72.7% | 1972-73 |
デアンドレ・ジョーダン | 70.7% | 2014-15 |
ウィルト・チェンバレン | 68.2% | 1966-67 |
その一方で、フリースロー成功率は歴代ワースト2位となる39.2%を記録している。
▼シーズン平均FT%歴代ワースト3(ソース)
FT% | シーズン | |
ウィルト・チェンバレン | 38% | 1967-68 |
デアンドレ・ジョーダン | 39.2% | 2014-15 |
アンドレ・ドラモンド | 39.8% | 2014-15 |
FG成功率ベストとフリースロー成功率ワーストはいずれもウィルト・チェンバレン。シーズンを通してFG成功率70%以上を記録したのはこれまでに2人、フリースロー成功率40%以下は3人しかいない。今季のジョーダンはフリースローの倍近くの精度でフィールドゴールを沈めている。
ウェスト2位~6位の残りスケジュール
HOU | MEM | POR | LAC | SAS | |
4/5 | @OKC | @LAL | GS | ||
4/6 | BKN | LAL | |||
4/7 | @OKC | ||||
4/8 | @SAS | NOP | MIN | HOU | |
4/9 | @GS | ||||
4/10 | SAS | @UTA | @HOU | ||
4/11 | @LAC | UTA | MEM | ||
4/12 | NOP | PHX | |||
4/13 | @CHA | @GS | @OKC | DEN | |
4/14 | @PHX | ||||
4/15 | UTA | IND | @DAL | @NOP |
※現地4月4日で、2位のロケッツと6位のスパーズは2ゲーム差。
動画:
1.ジェイムス・ハーデンのステップバック集
2.今季のベストサーカスショット候補
3.このボール、イラネ
4.デロン・ウィリアムス、2年ぶりの30/10ゲーム
5.テレンス・ジョーンズ、3連続ブロックショット
6.アイバーソン vs. D.ウェイド(2005年)
7.アーロン・ベインズ覚醒、2試合連続18得点
8.ルビオカート64
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