【サンデーレポート Vol.40】11月2日~8日:ポポビッチHCは厳しい
NBA2015-16シーズン第2週の気になるトピックやハイライト動画をざっとまとめました。サンデーレポートは毎週日曜日にアップします。
【Vol.40】2015-16第2週 – 11月2日~8日
順位表(現地11月7日):
ウェスト | イースト | |||
1 | GSW | 7-0 | ATL | 7-1 |
2 | POR | 4-2 | CLE | 5-1 |
3 | SAS | 4-2 | TOR | 5-1 |
4 | LAC | 4-2 | DET | 4-1 |
5 | UTA | 4-2 | CHI | 4-3 |
6 | MIN | 3-2 | MIL | 4-3 |
7 | HOU | 4-3 | IND | 3-3 |
8 | DAL | 3-3 | MIA | 3-3 |
9 | PHX | 3-3 | WAS | 3-3 |
10 | OKC | 3-3 | ORL | 3-4 |
11 | MEM | 3-4 | BOS | 2-3 |
12 | DEN | 2-4 | NYK | 2-4 |
13 | LAL | 1-4 | CHA | 2-4 |
14 | SAC | 1-6 | PHI | 0-6 |
15 | NOP | 0-6 | BKN | 0-7 |
トピック:
・ポポビッチHCは厳しい
スパーズはチームプレーを何よりも重んじる。
以下は、現地1日に行われたセルティックス戦でのワンシーン。カイル・アンダーソンがポジショニングでミスを犯し、試合にチェックインしてからわずか30秒で交代を告げられた。
これは、「ハンマー」と呼ばれるスパーズ得意のオフェンスパターン。ボールマンのベースラインドライブに合わせて4番がウィークサイドでフレアスクリーンをかけ、コーナーで完全フリーになったシューターがスリーを打つという流れだ。ストロングサイドを埋めたがるチームに対して非常に効果的な戦略で、スパーズは何年もの間このセットプレーを使い続けている。
ここでカイル・アンダーソンはコーナーでパスを受けなければならなかったのだが、1人だけ流れを把握できておらず、パティ・ミルズのドライブと同時に上がってしまった。
結果ターンオーバーとなり、あのボリス・ディアウが激怒。それを見たポポビッチHCはすぐにアンダーソンをベンチに引っ込めた。
シーズン序盤に若手がたった1度のミスを犯しただけで即交代というのは厳しすぎるようにも思えるが、このセットはスパーズの一員として絶対におさえておかなければならないポイント。各選手がシステムを熟知できてこそ、強いスパーズになれる。
恐らくダニー・グリーンもこんな風にプライドをズタボロにされながら、1流の選手へと成長していったのだろう。頑張れアンダーソン!
・スワギーからコービーへのアシストは未だ0本
コービー・ブライアントとニック・ヤングは、レイカーズのチームメイトとして過去3シーズンで合計約380分のプレー時間を共にしてきた。だがその間に、ヤングのパスがコービーの得点につながったことはただの1度もない。
元々アシスト数が少ないシューターなのでしょうがないが、それでも昨季にはカルロス・ブーザーに14本、ジェレミー・リンに8本、ロバート・サクレに3本のアシストをそれぞれ与えている(ソース)。そろそろヤングのアシストからコービーがイージーにスコアするなんて場面を見ていみたいものだ。
ちなみにコービーはヤングに合計14本のアシストを出している。
・ミスター・アベレージ
セルティックスのエバン・ターナーは、体格や年齢が限りなくリーグ平均的な選手らしい。
ターナー | リーグ平均 | |
身長 | 200.6cm | 201.1cm |
体重 | 99.8kg | 100.6kg |
年齢 | 27歳 | 26.9歳 |
キャリア | 6年 | 5.0年 |
・サウスウェストがWCのディビジョンで勝率最低
まだ今季開幕から2週間だが、昨季は全5チームをプレーオフに送り出したサウスウェスト地区がウェスタンカンファレンスで勝率最低のディビジョンという意外な展開に。
- ノースウェスト:16勝13敗(57.1%)
- パシフィック:16勝15敗(51.6%)
- サウスウェスト:14勝18敗(43.8%)
イースタンカンファレンスも含めると、アトランティック・ディビジョンが9勝21敗(30%)でリーグ最低の成績となっている。
・スリーポイント成功数
2015-16シーズンのチーム合計3P成功数(7日現在):
3P成功数 | 試合数 | |
ウルブス | 21本 | 5試合 |
ネッツ | 25本 | 7試合 |
グリズリーズ | 37本 | 7試合 |
クリッパーズ | 38本 | 6試合 |
ピストンズ | 38本 | 5試合 |
ステファン・カリー | 38本 | 7試合 |
スパーズ | 39本 | 6試合 |
今季のカリーは1試合平均5.4本のスリーを沈めており、昨季に自身が樹立したNBAシーズンスリー成功数記録(286本)を再び塗りかえそうなペース。同じ試合数をこなしたネッツやグリズリーズのチーム合計本数をたった1人で上回っているというのは異常だ。
ウォリアーズは7試合でリーグダントツ1位となる81本のスリーを成功させている。そりゃ負けないよな…。
動画:
1.D.ウェイド、スティールからブザービーターのハーフコートショット
2.KGが試合中に悟りを開いたっぽい
via I_Enjoy_Taffy
3.モーとレブロンのデジャブプレー
4.MVP
5.スパーズの“ハンマー”セット
6.ナーレンズ・ノエルのハイパーアクティブなD
via TreMachine
7.ポルジンギスのプットバックダンク集
・今週の一枚: ローズの家族愛
https://twitter.com/highkin/status/662478255040159745
息子の顔写真がプリントされたオリジナルTシャツでインタビューを受けるデリック・ローズ。