2018オールNBAチーム: レブロンとハーデンが満票でファーストチーム選出
NBAでは現地24日、2017-18シーズンのオールNBAチーム選出者15名が発表された。
1stチーム
プレーヤー | 1位票 | Pts |
ジェイムス・ハーデン | 100 | 500 |
レブロン・ジェイムス | 100 | 500 |
アンソニー・デイビス | 96 | 492 |
デイミアン・リラード | 71 | 432 |
ケビン・デュラント | 63 | 426 |
- レブロン・ジェイムスが満票でキャリア12回目のオールNBAファーストチーム入り(セカンドチームが2回)。キャリア通算のファーストチーム選出回数でコービー・ブライアント、カール・マローンを抜いて歴代最多となった
- ジェイムス・ハーデンが2年連続での満票でファーストチーム選出
- Basketball Referenceによると、今季アンソニー・デイビスのプレイタイムはPFとCでちょうど半々だったが、オールNBAチームにはセンターとして選出された(カズンズ離脱後にセンターとしての出場が大幅アップ)
- 今季ブレイザーズをウェスト3位に導いたデイミアン・リラードがついにファーストチーム入り!!(オールNBAチーム選出は3回目)
- ヤニス・アデトクンボを抑えてケビン・デュラントが1stチーム入りしたのは個人的にサプライズ
2ndチーム
プレーヤー | 1位票 | Pts |
ヤニス・アデトクンボ | 28 | 354 |
ラッセル・ウェストブルック | 24 | 322 |
ジョエル・エンビード | 11 | 294 |
ラマーカス・オルドリッジ | 2 | 236 |
デマー・デローザン | 2 | 165 |
- ジョエル・エンビードがキャリア初選出。ただアンソニー・デイビスがセンター枠に入ったことで、事実上1stチームから2ndチームに転落した。これにより、来季から始まるエンビードの5年契約は特別ボーナスの対象外となる(エンビードの次期契約には、もし今季の1stチームに選ばれた場合にチームキャップの30%がサラリーとなる条項が盛り込まれていたが、2ndチームに終わったため25%となる。合計で約3000万ドルの減額)。デマーカス・カズンズ負傷の影響はこんなところにも表れたわけだ。76ersにとってはむしろ大歓迎だろう
- デイビスとは逆に、シーズンの6割以上をセンターとしてプレイしたスパーズのラマーカス・オルドリッジは、フォワードとしてセカンドチーム入り
- ラプターズを球団新記録の成績へと導いたデマー・デローザンは2年連続での選出(昨季はサードチーム)
- 2年連続でのシーズントリプルダブルを達成し(NBA史上初)、アシスト王にも輝いたラッセル・ウェストブルックだが、ポール・ジョージやカーメロ・アンソニーとの共存を優先したためもあってか昨季ほどのインパクトはなく、チーム成績も期待値を大きく下回り、3年連続でのファーストチーム選出を逃した
3rdチーム
プレーヤー | 1位票 | Pts |
ステフィン・カリー | 2 | 164 |
ビクター・オラディポ | 0 | 105 |
カール・アンソニー・タウンズ | 0 | 99 |
ジミー・バトラー | 1 | 81 |
ポール・ジョージ | 0 | 54 |
- ペイサーズの新エースとなったビクター・オラディポがキャリア初選出。今季のオラディポはオールスターゲーム初出場を果たした他、オール・ディフェンシブ1stチームにも選ばれ、さらにMIPのファイナリストにもなっている。まさに大躍進の年となった
- カール・アンソニー・タウンズも初のオールNBAチーム選出
- ジミー・バトラーとポール・ジョージはもしトレードされていなければ今夏にスーパーマックス契約の資格を得ていた
▼1stチームのシーズンハイライト
ガード枠の競争は相変わらず激しく、クリス・ポールやカイリー・アービング、クレイ・トンプソン、ブラッドリー・ビールらが選出漏れ。またセンターポジションもフォワードに比べて層が厚く、ルディ・ゴベアやアル・ホーフォード、ニコラ・ヨキッチが外れている。セルティックスから1人も選ばれなかったのは少し残念だ。
なおクレイ・トンプソンはオールNBAチーム入りを逃したことで、今夏に受けられる可能性のあったいわゆるスーパーマックスでの延長契約(5年35%)の対象外となった(仮に選出されていたとしても、ウォリアーズがスーパーマックス延長をオファーしたかどうかは不明)。ただもし来季にオールNBAチーム、DPOY、MVPのいずれかに選出されれば、FAとなる2019年夏にスーパーマックスでの再契約ができるようになる。
参考記事:「NBA」