ブルズのカルーソが手首骨折で6~8週間離脱へ、危険なファウルをしたアレンに処分の可能性も
シカゴ・ブルズは現地22日、ガードのアレックス・カルーソが右手首の骨折によりしばらく戦線離脱することを発表。カルーソは週明けに手術を予定しているらしく、復帰時期は6週間から8週間後になる見込みだという。
カルーソが負傷したのは、21日に行われたミルウォーキー・バックス戦の第3Q中盤。ファストブレイクでレイアップを狙った際、バックスのグレイソン・アレンからハードファウルを受け、空中でバランスを崩してフロアに激しく叩きつけられてしまう。
危険極まりないプレイをしたアレンにはフレグラントファウル2がコールされて即退場処分。カルーソは手首に痛みを覚えながらも試合の最後までプレイを続けたが、翌日に骨折が発覚した。
試合後、カルーソはアレンのファウルについて「プレイ中は何が起こったのか分からなかったけど、後で映像で確認すると明らかだった。アイツは空中で僕を掴みやがった」と呆れかえった様子でコメント。「とりあえず恐ろしい大怪我をしなくて良かったよ」
ブルズのビリー・ドノバンHCもアレンの行為を「最悪」と痛烈に批判:
「空中にいたアレックスをあのように倒すなんて、彼の選手生命が終わっていてもおかしくなかった。アレンが危険なプレイをするのは初めてじゃない。あれは本当に危ないプレイだった。今回の件に関して、リーグが深刻にとらえてくれることを願う。アレックスが本当に大怪我を負っていてもおかしくないプレイだった」
なおESPNによると、リーグはアレンに対して何らかのペナルティを科すことを検討中だという。
現在28勝16敗でイースト2位のブルズでは、2日前にもロンゾ・ボールの6~8週間の戦線離脱が確定(膝の手術)したばかり。シーズン開幕直後には、2年目フォワードのパトリック・ウィリアムズが残りシーズン欠場の怪我を負った。
ジミー・バトラー退団から4年間の低迷期を経て、今季にようやく強豪の一角に返り咲いたブルズだが、本当に運が悪い。
参考記事:「NBA」