【オールスター2014】ダンクコンテストはイースト勝利、ウォールがベストダンカーに
新方式の導入に加え、オールスター級の選手が多数出場したことで大きな注目が集まった今年のスラムダンクコンテスト。両カンファレンス代表6選手が東西対抗のチームバトルを繰り広げ、その結果チームイーストが圧勝。最も優れたダンカーに贈られる「ダンカー・オブ・ザ・ナイト」は、ウィザーズのジョン・ウォールが受賞した。
素晴らしいダンクがいくつか見れたものの、どこかちょっと物足りなかった印象だ。
スラムダンクコンテスト2014
今年のダンクコンテストは、「フリースタイルラウンド」と「バトルラウンド」の2ラウンド制で実施された。
・フリースタイルラウンド
まず「フリースタイルラウンド」では各チームに90秒ずつ与えられ、代表選手3人が制限時間内で思うがままにダンクを披露。勝利チームは、次のラウンドで先攻か後攻かを選ぶことができる。
イーストの代表は、ジョン・ウォール、ポール・ジョージ、テレンス・ロス。
対するウェストは、デイミアン・リラード、ハリソン・バーンズ、ベン・マクレモア。
審査の結果、連係プレーをみせたチームイーストが勝利。次のバトルラウンドで後攻を選択した。
・バトルラウンド
「バトルラウンド」では、各チームの代表が一人ずつ1対1のバトルを行い、先に3勝を収めた方が勝ちとなる。
第1バトルはリラード vs ロス。先攻のリラードが360°のダブルクラッチダンク、後攻のロスがスルー・ザ・レッグ・ダンクをそれぞれ披露。2対1の判定でロスに軍配が上がった。
▼テレンス・ロス
第2バトルはバーンズ対ジョージの戦い。思った通りのダンクが決められなかった先攻のバーンズに対して、後攻のジョージは3回目のトライで360°スルー・ザ・レッグ・ダンクに成功。イーストが早くも2勝目を挙げた。
▼ポール・ジョージ
第3バトルはマクレモアvsウォール。先攻のマクレモアは王座に座らせたシャキール・オニールを飛び越えるワンハンドダンクを決めたが、後攻のウォールがそれを遥かに上回る豪快なリバースダンクを披露。
▼ジョン・ウォール、ダンク・オブ・ザ・ナイト
これはすごい!!それまで盛り上がりに欠けていた会場にも一気に火がついた。ジョージのダンクも良かったが、やはり一回目で成功するのとしないのでは、インパクトがまるで違う。
第3バトルは満場一致でウォールが勝利し、フリースタイルラウンドに続きバトルラウンドもイーストチームが制した。
で…、終わり!?
そう、ここで終わってしまった。イーストが完全勝利し、ファン投票でウォールが最優秀ダンカーを受賞。ダンクコンテスト2014は幕を閉じた。
何か物足りない。最後はファン投票ではなく、勝利チームの3人が直接対決してダンクチャンピョンを決めてほしかった…。ウォールのマスコット飛び越えダンクがせめてもの救いだ。
Video:「YouTube/NBA」