2年目センターのアルペレン・シェングンがロケッツ史上最年少でトリプルダブル達成
NBA2年目、トルコ出身の若きセンターが躍進を遂げようとしている。
ヒューストン・ロケッツは現地1月11日、ゴールデン1センターでサクラメント・キングスとのロードゲームを対戦。試合には115-135の大差で敗北したものの、先発センターのアルペレン・シェングンが“最年少”の快挙を成し遂げた。
この日のシェングンは、28分の出場で10得点/10リバウンド/10アシストをマーク。シェングンにとってNBAキャリア第1号のトリプルダブルだ。
NBA&ロケッツ新記録
同試合の時点で、シェングンは20歳と170日。ロケッツによると、球団史上最年少でのトリプルダブル達成だという。
そもそもセンターポジションの選手がトリプルダブルを記録すること自体が、今のNBAのスタンダードでも稀(ニコラ・ヨキッチは例外中例外)。ロケッツのセンターがTDを達成したのは、2011年のチャック・ヘイズ以来約11年ぶりであり、それ以前だと1997年のアキーム・オラジュワンにまで遡る。
なおNBAによれば、20歳でのトリプルダブルはセンターポジション選手としてリーグ史上最年少記録だそうだ。
リーグ2年目のシェングンは、今季ロケッツで先発センターに定着。ややファウル癖があるものの、若手ビッグとは思えないほどハイレベルな万能スキルで躍動しており、シーズン38試合で14.4得点/8.6リバウンド/2.9アシストを平均と、新人だった昨季から大きく数字を伸ばしている。
このまま順調に成長すれば、ジェイレン・グリーンやジャバリ・スミスJr.と並んでロケッツ再建の中心的選手の1人になるはずだ。
ボックススコア:「NBA」