ギルバート・アリーナス、「90年代オールスター vs. 00年代オールスター」を語る
90年代NBAのオールスターと00年代のオールスターが対戦すれば、どちらが勝利するか…?ファンたちの間でこれまでに幾度となく議論されてきた夢のマッチアップだ。
もちろん正確な答えが出ることのないトピックだが、元ワシントン・ウィザーズのギルバート・アリーナスが、この件に関して面白い分析をしていたので紹介したい。
※以下、アリーナスのInstagramより:
「アレン・アイバーソンはシューティングガードで、エリック・スノーがポイントガードだった。だから(00年代オールスターの)PGにはジェイソン・キッドもしくはスティーブ・ナッシュを選ぶべき。僕ならキッドを選ぶ。身長195cmでディフェンスが良く、5~8本のリバウンドを取ってくれるからね。だけど僕はバスケットボールに関する本物の知性を持っているので、レブロン・ジェイムスをポインドガードにするよ。まともなバスケットボールIQの持ち主なら、レブロンがSFではなくPGだということを理解しているだろう」
「SGポジションはいくつか選択肢があるが、どちらにせよ30得点スコアラーを誰か外すことになるので、僕のチームにフィットするように調整したい。まずここは抜け穴を使って、トレイシー・マグレディを2番、コービー・ブライアントを3番に入れよう。厳密に言えば、トライアングルオフェンスでのコービーとジョーダンは3番だったから笑」
「次に4番は文句なしでティム・ダンカン。歴代最高のPFだ。さて、アイバーソンではなくTマックを2番にした理由についてだが、僕の基準では5番にシャキール・オニールを選べないからだ。シャックのサイズが無くなるとなれば、SGポジションでその埋め合わせをしなければならない。シャックは1992年にドラフトされた90年代のセンターだ。2000年以降の6~7年よりも、90年代での7~8年の方が圧倒的だった。だから本当の00年代センターはヤオ・ミン。身長211cmのケビン・ガーネットもいるが、彼はセンターというラベルを嫌っていたので4番でプレーしていたんだ」
「90年代オールスターは、ジョン・ストックトンとマイケル・ジョーダン。チャールズ・バークレーはSFだったが、90年代の3番はディフェンスに重点を置いたプレーヤーが主だったので、スコッティ・ピッペンが3番だ。PFにはカール・マローンもしくはバークレーがいるけど、賢い人間ならアキーム・オラジュワンを4番で起用するだろう。オラジュワンはとても素早かったし、ダンカンとの対決は素晴らしいマッチアップになるはず。そして5番はシャックだ」
「90年代チームは『ストックトン、MJ、ピッペン、オラジュワン、シャック』、00年代は『レブロン、Tマック、コービー、ダンカン、ヤオ』。これぞ本当の90年代 vs. 00年代だ。ディフェンス力やインサイドの攻撃力を考えると、90年代がやや有利かもしれない。だが、控え選手で90年代チームは苦戦するだろう。90年代はビッグマンが豊富なことで知られる世代。00年代に比べると、ウィングプレーヤー陣は『まあオーケー』といった程度だ。ドミニク・ウィルキンスやクライド・ドレクスラー、グラント・ヒルでは、00年代シューティングガード6位のビンス・カーターにもついてこれない。3人の相手にはカーターを選んで、ドウェイン・ウェイドとアイバーソンは休ませるよ」
Image by Keith Allison/Flickr
ソース:「Instagram」