新人のアヨ・ドスンムが自己最多24得点、ラビーン復帰のブルズがOKCに危うい勝利
2021年ドラフトで最大の”スティール”か?全体38位指名のシカゴ・ブルズ新人アヨ・ドスンムが、ここ数試合で同期のドラフト上位組ルーキーたちと遜色ないパフォーマンスを続けている。
現地1月24日、ドスンムはペイコム・センターで行われたオクラホマシティ・サンダーとのアウェーゲームにPGとして先発出場。第4Q残り4分の勝負所でファウルアウトになってしまったが、35分の出場で自己ベストの24得点/8アシストをマークし、デマー・デローザン不在だった満身創痍のブルズの勝利に大貢献した。
▼Ayo!!
ドラフト時から身体能力の高さを高評価されていたドスンムだが、この日の試合ではドリブルからのショットクリエイトやプレイメイクといったボールハンドラーとしてのスキルも存分に披露。特にオンボールからデローザンのようにミッドレンジを沈めまくる姿が印象的だった。
1月半ばにロンゾ・ボールの負傷離脱をきっかけにスターターに昇格したドスンムは、直近6試合の先発出場で15.0得点/6.3アシスト/FG成功率62.7%を平均。
カレッジに3シーズン在籍したため、他のルーキーたちよりも年上だが(現在22歳でルカ・ドンチッチやジャ・モラント、タイラー・ヒーロー、ダリウス・ガーランドと同じ年齢)、ニコラ・ブーチェビッチのトレードでドラフトアセットを総放出してしまったブルズにとって、ドラフト2巡目でドスンムほどのタレントを獲得できたのは最高にラッキーだ。
なおオーランド・マジックは、ブーチェビッチ放出でブルズから譲渡された2021年ドラフト1巡目指名権でフランツ・ワグナーを獲得(トレード詳細)。マジックの一人勝ちにも見えるトレードだが、ブーチェビッチがいるからこそデローザンやロンゾ・ボールが今オフでブルズを移籍先に選んだ部分は少なからずあるはずなので、結果的にウィンウィンなトレードだったと言えると思う。
同日のブルズはドスンムの他、ブーチェビッチがチームハイ26得点/15リバウンド、6試合ぶりに戦線復帰したザック・ラビーンが23得点/7アシストで活躍。第3Q中盤の28点リードからオフェンスが大失速してしまい、試合残り15秒で1点差にまで詰め寄られるピンチに陥ったが、最後にラビーンがフリースローをしっかりと沈めて何とか逃げ切った。
▼ハイライト
一方で敗れたサンダーは、シェイ・ギルジアス・アレクサンダーが31得点/10アシストのダブルダブルで奮闘した。
ボックススコア:「NBA」