JJ・バレア35歳、アキレス腱断裂の大怪我から9カ月で戦線復帰
今年で35歳となった大ベテランのJJ・バレアだが、そのタフネスやハングリーさは少しも失われていない様子。
NBAでは現地11日、アメリカンエアラインズ・センターでダラス・マーベリックとミルウォーキー・バックスがプレシーズンゲームを対戦。この試合では、今年の1月に右足のアキレス腱断裂で手術を受けたバレアが戦線復帰した。
この日のバレアは、第1Q残り5分にティム・ハーダウェイJr.と交代でチェックインし、合計で12分をプレイ。第2Q序盤にミドルレンジから復帰後初得点を決めた。
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NBA選手がアキレス腱断裂から実戦復帰するまでの期間として9カ月は平均的だが、バレアのキャリアや年齢を考えるとむしろ早すぎるくらいだと思う。
以下は、アキレス腱断裂を経験した他のNBAプレイヤーたちが復帰までに要した日数:
問題は、バレアがどれだけ怪我前の状態に近づけるか。通常30代中盤の選手がアキレス腱断裂といった重症を負った場合、怪我前のパフォーマンスを取り戻すことができない。
最近の例だと、2012年当時に35歳だったチャンシー・ビラップスがアキレス腱断裂から約300日後に復帰するも、スタッツは怪我前の平均15得点から8.4得点に減少。また2013年に34歳でアキレス腱を断裂したコービー・ブライアントは、怪我から8カ月という異例の早さでカムバックを遂げるが、復帰後はスーパースターレベルの数字を残すことができなかった(だからこそ引退試合での60得点は伝説すぎる)。
バレアは今夏にマブスと1年のベテランミニマムで契約。今季から適用されたNBAのフィジカルデータに関する新規定により(素足で身長を測定してトレーニングキャンプ開始から1週間以内にリーグに申請しなければならない)、これまで公式記録とされていた身長183cmが実は178cmだったことが判明した。
なお同日の試合は、バックスが118-11で勝利。バックスでは、ヤニス・アデトクンボが34得点、11リバウンドで大暴れしている。
敗れたマブスは、ルカ・ドンチッチが27得点を記録。前半終了間際には3本連続でスリーを沈めて、本拠地のファンを沸かせた。
ボックススコア:「NBA」