ブレイザーズがプレイオフ進出、リラードは「バブルMVP」受賞
NBAでは現地15日、ウェスト8位のポートランド・トレイルブレイザーズと9位のメンフィス・グリズリーズがプレイオフ最後の椅子をかけたプレイ・インゲームを対戦。終盤の激闘の末、ブレイザーズが126-122で試合を制し、ポストシーズン出場権を手にした。
この日のブレイザーズは、デイミアン・リラードが31得点/10アシスト、CJ・マッカラムが29得点、ユスフ・ヌルキッチが22得点/21リバウンド、カーメロ・アンソニーが21得点と、スターターの4選手が合計100点を超える大活躍でチームを牽引した。
第4Q残り10分を切ったところで8点ビハインドを背負うピンチに陥ったブレイザーズだったが、そこからじわじわと追い上げ、残り2分40秒にヌルキッチの3点プレイで逆転に成功。
続いてマッカラムが得意のプルアップを2連発で沈めてリードを維持すると、3点差で迎えた残り時間20秒には、アンソニーがリラードのキックアウトパスから、とどめの一撃となるコーナースリーを沈める。
これでブレイザーズは、プレイオフ第1ラウンドでウェスト首位のロサンゼルス・レイカーズと対戦。リラードは試合後、レイカーズとのシリーズについて、「僕たちは何でもできる、誰が相手でも勝てる。だからこそ、一生懸命戦って勝ち上がってきたんだ」と意気込みを語った。
モラントはスター
一方のグリズリーズは、新人王最有力候補のジャ・モラントがキャリアハイの35得点で大奮闘。ブレイザーズのベテランスターに遜色ない活躍ぶりだった。
▼デリック・ローズ並みのポテンシャルを感じる
バブルでのグリズリーズは、3.5ゲーム差のリードという圧倒的に有利なスタートから、2勝6敗でプレイオフを逃すという残念な結果に終わった。だが、チーム主力のジャレン・ジャクソンJr.が途中で戦線離脱したことを考えれば、十分に健闘した方だと思う。来季からが凄く楽しみなチームだ。
リラードはバブルMVP
NBAは同日、シーズン再開後8試合で活躍した選手たちを称えるシーディングゲームのアワードを発表。これまでのバブルMVPとなる「プレイヤー・オブ・ザ・シーティングゲーム」(Player of the Seeding Games)には、怒涛のスコアリングランを見せたリラードが満票で選出された。
他のシーディングゲームアワード受賞者は以下の通りだ。
- オール・シーディングゲーム1stチーム:デイミアン・リラード、デビン・ブッカー、ルカ・ドンチッチ、ジェイムス・ハーデン、TJ・ウォーレン
- オール・シーティングゲーム2ndチーム:ヤニス・アデトクンボ、カワイ・レナード、クリスタプス・ポルジンギス、キャリス・レバート、マイケル・ポーターJr.
- シーティングゲーム・コーチ賞:モンティ・ウィリアムズ(サンズ)
ボックススコア:「NBA」