デビン・ブッカー、キャリア通算の40得点ゲーム数で歴代サンズ1位に
フェニックス・サンズのデビン・ブッカーが“フランチャイズGOAT”への階段を着実に上っている。
ブッカーは現地26日、ビビント・アリーナで行われたユタ・ジャズ戦で28本中16本のFG成功から43得点をマーク。サンズは105-97でジャズを下し、連勝を8に伸ばした。
これで今季サンズは、リーグダントツ首位の39勝8敗。勝率では1993年と2005年の球団最高記録(62勝20敗)を上回るペースで、アドバンスド・スタッツではオフェンスで今季リーグ5位、ディフェンスで2位の数字を記録している。
なおブッカーが40得点以上をマークしたのは、今回がキャリア通算16回目。レギュラーシーズンの40点ゲーム達成数でアマーレ・スタウダマイアー(15回)を追い抜き、歴代サンズ首位に浮上した。
ブッカーはサンズGOATになれるか?
サンズは1968年に創設。54年の歴史を持つ古参フランチャイズにおいて、ブッカーはまだデビュー7年目ながら、すでに通算得点で球団歴代8位に入っている。あと4~5年ほど今のペースを維持すれば、フランチャイズの得点リーダーになるだろう。
“サンズ史上最高の選手”と言えば、最初に名前があがるのはスティーブ・ナッシュやチャールズ・バークレー。サンズプレイヤーとしてMVPの栄光に輝いたのはこの2選手しかいない(ナッシュは2回)。ブッカーがこの功績を上回るのは至難の業だ。
ただサンズは優勝経験がまだ1度もなく、ファイナル進出も1976年、1993年、2021年の3回のみ。もしブッカーが生涯サンズを貫きつつチームをチャンピオンシップに導ければ、仮にMVP受賞を果たせなくても、フランチャイズ史上最高の選手と認められるに違いない。
ボックススコア:「NBA」