ブルック・ロペスが1試合キャリア最多のスリー8本成功
まだまだシーズン序盤とはいえ、数年前では考えられなかったイレギュラーなことが起きている。
ゴールデンステイト・ウォリアーズとミルウォーキー・バックスの2チームがそれぞれ13試合を終えた時点で、7フッターのブルック・ロペスが合計スリー成功数(39本)でクレイ・トンプソン(31本)を上回り、反対にガードのトンプソンが合計リバウンド数(47本)でロペス(42本)を上回っているのだ。
ブルック・ロペスは、NBAのプレイスタイルの進化と共に、自身のプレイスタイルを激変させた代表的な選手の一人だ。
デビュー最初の8シーズンでは合計31本中3本成功と、ほとんどスリーを打たなかったロペスだが、突然2016-17シーズンから試投数が300本を超えるようになり、今季は究極の“ストレッチ・センター”として、バックスのシーズン好スタートに貢献中。現地11月12日に行われたデンバー・ナゲッツ戦では、自己最多となる8本のスリーを沈めた。
この日のロペスは、後半から一気にゾーンに入り、第3Qだけでスリー6本に成功。最終的に37分の出場でシーズンハイ28得点をマークした。
ショットクロック前半だろうが、3Pラインから1m以上離れたディープショットだろうが、ドリブル・サイドステップからのプルアップだろうが、ロペスはまったく躊躇せずにスリーを放つ。このショットセレクションに素早く対応できるセンターは少なく、この日の試合でも、マッチアップしたニコラ・ヨキッチがクローズアウトでいつも以上に走り回るハメになった。
▼7フッターがこれを打つ時代
なお7フッターで1試合に8本のスリーを決めたのは、ダーク・ノビツキー、ラウリ・マルカネンに次いで、ロペスが史上3人目。今季のロペスは、平均7.2本の3Pアテンプトから成功率41.9%を記録している。
ボックススコア:「NBA」