ネッツの選手4人が新型コロナウイルス陽性反応
ブルックリン・ネッツは現地17日、チームに在籍する選手4人から新型コロナウイルス感染が確認されたことを発表した。
「ブルックリン・ネッツの選手4人が新型コロナウイルス検査で陽性と判定されました。4人中3人には症状が出ていません。現在4人とも隔離されており、チーム専属医師の治療を受けています」
現地メディアの報道によると、感染した4人のうちの1人はケビン・デュラント。今のところ症状はなく、体調も良好なようで、The Athleticの取材に対して「みんな用心して体調に気を使い、外部との接触を避けること。一緒に乗り越えよう」とコメントしている。
これでNBAにおける新型コロナウイルス感染者は、ネッツから4人、ユタ・ジャズから2人、デトロイト・ピストンズから1人で、合計7選手となった。
レイカーズも検査へ
ネッツのニュースを受け、ロサンゼルス・レイカーズはすぐに声明を発表。レイカーズはシーズン中断が決まる1日前にネッツと試合していた。
レイカーズは声明文の中で、「我々は新型コロナウイルス対策手順において次のステップに移ります」と状況を説明。ロサンゼルス・タイムズ紙のBrad Turner記者が関係者から得たという情報によれば、レイカーズの選手たちは現地18日に検査を予定しているらしく、その後は14日間の自主的な隔離に入るという。
不満の声も
現在アメリカでは、器具や人手の不足などから新型コロナウイルスの検査が十分にできていない状況。そんな中で、NBA選手たちが優先的に検査を受けていることに対して、一部で不満の声も上がっている。
ネッツが拠点を置くニューヨークのビル・デブラシオ市長は自身のツイッターで、「(感染したネッツ選手たちの)早期回復を祈っている」としながらも、「重症者が新型コロナウイルスの検査を待たされている状況下で、NBAチームの全員が検査を受けるべきではない。検査は裕福な人のためではなく、病人のためにあるべきだ」と苦言を呈した。
参考記事:「ESPN」