ブルックリン・ネッツがセンターのジャリル・オカフォーをウェイブ
ブルックリン・ネッツは現地9日、センターのジャリル・オカフォーとの契約解除を申請したことを発表した。
オカフォーは今月3日にデトロイト・ピストンズからネッツへとトレード移籍したばかり。デアンドレ・ジョーダンに続いて、今オフのネッツから放出された2人目のセンターとなった。
2015年ドラフトで全体3位指名を受け、大きな期待を背負ってNBA入りしたオカフォー。ゴール下でのポストアップムーブに長けた選手で、2015年1月28日のNBAデビュー戦では26得点を記録し、ルーキーシーズンに17.5得点、7.0リバウンドを平均している。
上々なキャリアスタートを切ったオカフォーだが、ペイントエリアの外から点を取るスキルを伸ばせなかった上に守備やリバウンドも弱く、近年のリーグで重宝されるビッグマン(優秀なリムプロテクターもしくはストレッチ5)とは真逆のタイプだったため、2年目からプレイタイムがどんどん減っていき、ここ数年はミニマムサラリーの選手としてフロアに立つ機会が限定されていた。
カレッジ時代からパスやダブルチームさばきには定評があったが、NBAでは今のところその能力を十分に発揮できていない
▼オカフォーの2020-21ハイライト
なお同日のネッツは、ベテランフォワードのポール・ミルサップと正式に契約を結んだことも発表。さらに、オカフォーと一緒にピストンズからトレード移籍したセクー・ドゥムブヤが、自身のインスタグラムでブルックリン入りしたことを明かしていた。
今オフのネッツは、ケビン・デュラント、ブレイク・グリフィン、ブルース・ブラウンと延長契約/再契約を結んだ他、ミルサップやパティ・ミルズ、ラマーカス・オルドリッジ、ジェームズ・ジョンソンをFAで獲得。2021-22シーズンのデプスチャートは以下のようになっている:
- PG:カイリー・アービング、パティ・ミルズ、キャム・トーマス(新人)
- SG:ジェイムス・ハーデン、デアンドレ・ベンブリー、ジェボン・カーター
- SF:ジョー・ハリス、ブルース・ブラウン、セクー・ドゥムブヤ
- PF:ケビン・デュラント、ポール・ミルサップ、ジェームズ・ジョンソン
- C:ブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジ、ニコラス・クラクストン
Bleacher Reportによると、今季ネッツではブレイク・グリフィンがひとまず先発センターを務めることになる見込みだという。
参考記事:「NBA」