D.ウェイド、ブルズとのバイアウト合意でFAに
『Chicago Tribune』のK.C. Johnson記者によると、ドウェイン・ウェイドとシカゴ・ブルズが現地24日に契約のバイアウトで合意。これでウェイドはFAとなり、プレシーズン開幕前に他のチームと契約することも可能になる。
ウェイドは同日、『Chicago Tribune』の電話インタビューに応じ、生まれ故郷のチームであるブルズを離れる決断についてコメント:
「来年で36歳になる。年齢を考えて、優勝を目指して戦いたいと感じたんだ。シカゴでプレイするのは子供の頃からの夢だったし、実際にその機会を得られて幸せだった。僕たちはプレーオフにも進出した。ブルズを強豪チームへと立て直すことが僕たちの目標だった。ただ球団は違う方向に進む決断をした。彼らの選択を尊重したい」
「夢を実現できた、ありがとうシカゴ!!」
– ドウェイン・ウェイド
ウェイドは昨季ブルズでの60試合で18.3得点、4.5リバウンドを平均。シーズン中盤には若手チームメイトを批判して罰金処分を科されるなど、決して順風満帆というわけではなかったが、それでもリーダーの一人としてチームをプレーオフ進出へと導いた。
▼シーズンハイライト
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ウェイドの移籍先として有力候補に挙がっているのは、キャブス、ヒート、スパーズの3チーム。特に大親友で元チームメイトのレブロン・ジェイムスがいるキャブスが最有力で、もしウェイドが契約するなら先発のポジションを約束するつもりだとも噂されている。またカーメロ・アンソニーを獲得したばかりのサンダーも名乗りをあげているらしく、すでにカーメロやポール・ジョージがウェイドの勧誘を始めているという。
なお上記4チームがそれぞれウェイドにオファーできるサラリーは、ヒートが420万ドル、スパーズが330万ドル、キャブスが250万ドル、サンダーがミニマムの230万ドルとなっている。
一方でウェイドとの決別を選んだブルズは同日、制限付きFAとなっていた二コラ・ミロティッチとの再契約に合意。The Verticalによれば、契約内容は2年/2700万ドルで、1年目にはトレード拒否条項が含まれているそうだ。
参考記事:「Chicago Tribune」