ドラ1新人カニングハムの29得点でピストンズがジャズ相手に22点差から大逆転勝利
NBAでは現地10日、イースト14位のデトロイト・ピストンズとウェスト3位のユタ・ジャズがリトル・シーザーズ・アリーナで対戦。ピストンズが前半の二桁点差から126-116で逆転勝利する番狂わせを演じた。
第2Q中盤で最大22点ビハインドに陥っていたこの日のピストンズは、ハーフタイムまでに13点差に詰め寄ると、後半に入ってからドラフト1位指名のケイド・カニングハムが試合をテイクオーバー。カニングハムは第3Qにピリオド18得点をあげてチームに流れを引き寄せると、第4Qにもプレイメイクや守備で大貢献し、カムバックの起爆剤となった。
カニングハムは38分の出場でキャリアハイ29得点、8アシストをマーク。ピストンズ(9勝30敗)は他に、サディック・ベイが29得点、コリー・ジョセフが16得点で勝利に貢献している。
一方で、今季初の3連敗を喫したジャズ(28勝13敗)は、ドノバン・ミッチェルが31得点、ハッサン・ホワイトサイドが21得点/14リバウンドのダブルダブルで奮闘した。
ジャズは守護神のルディ・ゴベアが安全衛生プロトコルで離脱して以降の4試合で1勝3敗と低迷中。3試合連続で120点以上失点しており、その内の2試合は格下チーム相手(ピストンズとペイサーズ)の黒星と、ゴベアのインパクトの大きさを思い知らされる試合が続いている。
何とかウェスト3位を維持しているジャズだが、4位のグリズリーズとはわずか0.5ゲーム差。試合後、エースのミッチェルは「『優勝を狙っている』と言いながら今夜のような試合をしてしまうなんて、僕たちは口先だけになってしまっている」とチームの現状を憂うコメントを残した。
ボックススコア:「NBA」