クリント・カペラのクラッチプレイでロケッツがキャブスを破り4連勝
現地9日にトヨタセンターで行われたヒューストン・ロケッツ対クリーブランド・キャバリアーズ戦は、ホームチームのロケッツがキャブスの猛反撃を退けて117-113で辛勝。エースのジェイムス・ハーデンが35得点、13アシスト、11リバウンド、5スティールのトリプルダブルを記録し、試合の大部分でチームを引っ張ったが、正念場で勝利を呼び寄せたのはクリント・カペラのファインプレイだった。
この日のロケッツは第3Qを35-26で上回って主導権を握り、第4Q序盤で13点リードを奪取するも、そこからオフェンスが大失速。残り8分から誰もフィールドゴールを決められず、キャブスに13-1のランを許してしまい、残り1分30秒で1点差に迫られたが、そこからカペラが攻守でステップアップして、チームのピンチを救う。
まずカペラは、残り1分10秒にハーデンのロブパスからカウントワンスローのアリウープダンクで3点プレイに成功。
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その直後にレブロン・ジェイムスのレイアップで1ゴール差に戻されるが、ロケッツはオフェンスリバウンドでポゼッションを繋いで時間を稼ぐと、カペラが残り10秒にハーデンのエアボールからプットバックをねじ込み、再びリードを4点に拡大。
https://twitter.com/_MarcusD2_/status/928829539270217728
そしてキャブスのラストポゼッションでは、レブロンのレイアップを背後から叩き落して、勝利を確実にした。
https://twitter.com/_MarcusD2_/status/928830076397015041
4連勝でシーズン成績を9勝3敗としたロケッツは、カペラが19得点、13リバウンド(6オフェンスリバウンド)、4ブロックを記録。ESPNによると、35得点/10アシスト/10リバウンド/のトリプルダブルに加えて5スティールをマークしたのは、この日のハーデンが1988-89シーズンのマイケル・ジョーダン以来初で、史上6選手目だという。
一方で、シーズン5勝7敗でイースト11位と低空飛行が続いているキャブスは、レブロンが33得点、7アシスト、ジェフ・グリーンがシーズンハイの27得点をマーク。トリスタン・トンプソンの負傷離脱でサイズが致命的に不足していることもあり、ロケッツに合計で17本のオフェンスリバウンドを奪われてしまった。
ボックススコア:「NBA」