キャブス、2試合連続で20本以上のスリーに成功
クリーブランド・キャバリアーズが現地25日、本拠地クイッケンローンズアリーナで行われたダラス・マーベリックス戦で43本中20本のスリーポイントショットを沈め、128-90で圧勝。21本のスリーから137点をスコアした現地23日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦に続いて、再びロングレンジが火を噴き、今季成績を12勝2敗とした。
ESPNによると、レギュラーシーズンに2試合連続でスリー成功数20本を超えたのはリーグ史上初。1試合でスリー20本以上が記録された例は、今回のキャブスを除いて、わずか26回しかない(その内の7回が昨季のGSW)。
2日前のブレイザーズ戦ではケビン・ラブがピリオド34得点の記録的なパフォーマンスをみせたが、この日はカイリー・アービングが第1Qだけで4本のスリーを含む7本中7本のFGを決め、ピリオド19得点を獲得。第1Qを36-16でアウトスコアしたキャブスは、その後も攻撃の手を休めることなく、後半開始までにリードを34点に広げ、早々と勝負を決めた。
▼ケビン・ラブは2試合連続でチームハイ
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
DAL | 16 | 22 | 17 | 35 | 90 |
CLE | 36 | 36 | 24 | 32 | 128 |
キャブスは、ラブが9本中7本のスリーを沈め、27得点、10リバウンド、4アシスト、3スティールで大活躍。第1Qに19点を決めたアービングは最終的に25得点、レブロン・ジェイムスが29分の出場で19得点、11アシストをマークした。
今季開幕当初はスリーの本数を減らし、フリースローを稼ぐことに力を入れていたというラブだが、最近になってアシスタントコーチと試合の映像を見直したところ、ファウルをもらおうとしたために多くのシュートチャンスを無駄にしていたことを発見したそうだ。それ以降は、ポンプフェイクをやめて、クイックリリースを心がけるようにしているという。
「多くの選手が僕に対してハードにクローズアウトしてくる。だけど僕はサイズがあるので、キャッチ&シュートに専念すれば、素早くボールを放てるんだ。そのことを発見し、そして今はそれを実践できている」
– ケビン・ラブ
ラブはここ2試合で、21本中15本のスリーを成功させている。
一方のマブスは、これで8連敗となり、成績はリーグ最下位の2勝13敗。シーズン序盤から主力の怪我が続いたこともあり、オフェンスがまったく機能しておらず、1試合の平均得点でリーグ最下位、平均アシスト数でリーグワースト2位を記録している。ダーク・ノビツキーの契約は来季いっぱいまで残っているが、このまま本格的な再建モードに突入しそうだ。
Image by Erik Drost
ボックススコア:「NBA」