【BOS-CLE第2戦】キャブスが記録的な大勝利、シリーズ2-0に
現地19日にTDガーデンで行われたボストン・セルティックス対クリーブランド・キャバリアーズのカンファレンスファイナル第2戦は、キャブスが第1戦以上に支配的なパフォーマンスでホームチームのセルティックスを撃沈。最終的に44点差の圧勝を収め、敵地でシリーズを2-0とした。
▼ビッグスリーが第1~第3Qで74得点
この日の試合は、キャブスが序盤からロングレンジとトランジションオフェンスでセルティックスを圧倒し、前半を72-31でアウトスコア。第4Qには最大でリードが50点に広がるという記録的なワンサイドゲームとなった:
- 前半終了時での41点リードは、ハーフタイムにおけるプレーオフ史上最多得点差
- キャブスはレブロン、アービング、ラブの3選手だけで27本のFGに成功。対するセルティックスはチーム合計でFG31本だった
- 44点差での敗北は、1位シードのチームとしてプレーオフ史上最多
なおプレーオフ史上最大得点差での勝利は、2009年ウェスタンカンファレンス・第1ラウンドでナゲッツがホーネッツ相手に記録した58点差となっている(121-63)。
▼J.R.の前半ブザービーターで新記録
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
CLE | 32 | 40 | 31 | 27 | 130 |
BOS | 18 | 13 | 26 | 29 | 86 |
キャブスは、レブロン・ジェイムスが30得点、7アシスト、4リバウンド、4スティール、3ブロック、カイリー・アービングが23得点、ケビン・ラブが21得点、12リバウンドを記録。チーム合計で39本中19本のスリーを沈め、その一方でセルティックスに20ターンボーバーを出させる好守備を見せた。
第1ラウンドと同じく、ホーム2連敗でのシリーズスタートとなったセルティックスは、ジェイレン・ブラウンがチームハイ19得点、エイブリー・ブラッドリーが13得点をマーク。アイザイア・トーマスは以前から痛めていたらしき右股関節の怪我が悪化し、ハーフタイムで途中退場している。
レブロンがスティールでジョーダン超え
レブロンはこの日の試合でプレーオフ通算377本目のスティールを獲得。マイケル・ジョーダンの記録(376本)を抜き、プレーオフ歴代2位に浮上した。
▼PO通算スティール数トップ5
プレイヤー | スティール | |
1 | スコッティ・ピッペン | 395 |
2 | レブロン・ジェイムス | 377 |
3 | マイケル・ジョーダン | 376 |
4 | マジック・ジョンソン | 358 |
5 | ジョン・ストックトン | 338 |
またレブロンは同日の試合で、ジョーダン以来初となるプレーオフ8試合連続での30得点超えも達成した。
キャブスとセルティックスのシリーズ第3戦は、現地21日にクリーブランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」