キャブスが12連勝でイースト3位に浮上、M.ミラーは今季初のフリースローに成功
クリーブランド・キャバリアーズが現地5日、ホームで行われたロサンゼルス・クリッパーズとの1戦に圧勝し、連勝記録を12に更新。ほんの3週間前には勝率5割以下でイースト6位だった成績を大きく立て直し、31勝20敗でついにセントラル・ディビジョンの単独首位に躍り出た。
開始からケビン・ラブの3連続ゴールでリズムをつかんだこの日のキャブスは、終始にわたり圧倒的なワンサードゲームを展開。第1Qに30-20で10点リードを挙げると、その後は二桁台の点差を保ったまま完全勝利を収めた。
▼レブロン・ジェイムス、クリッパーズ戦ハイライト
大量得点差で少しフラストレーションが溜まっていたのか。
キャブスの23点リードで迎えた後半に、クリッパーズは開始から5分以内で3選手がテクニカルファウルを連発。審判の判定にやや疑問が残るコールもあったが、クリス・ポールとデアンドレ・ジョーダンが1つずつ、そしてマット・バーンズがテクニカル2つで第3Q残り7分17秒に退場処分となり、この時点ですでに勝敗が決したも同然だった。
1つ目のバーンズへのテクニカルはかなり意味不明。ポールとジョーダンへのコールは、審判に向かって何か言ったためだという。
ポールは試合後、これらのテクニカルコールに対して、「馬鹿げている」と批判のコメントを残した。
「僕らがもっと冷静を保たなければならないのは確か。だが同時に、いくつかのテクニカルコールは馬鹿げていたよ。僕にコールされたテクニカルなどは馬鹿げた判定だ。誰が何と言おうと、審判が何と言おうと関係ない。あれは酷かった。テクニカルなわけがない」
「馬鹿げているよ。もしあれが正しいと言うのならば、彼女には(審判が)向いていないのかもしれない」
– CP3
この日のキャブスは、レブロン・ジェイムスが28分の出場で23得点、9アシストを記録。前の試合で5得点に終わっていたケビン・ラブは、チームハイの24得点と9リバウンドを獲得した。キャブスは次のペイサーズ戦に勝利すれば、2010年に達成したフランチャイズ最多連勝記録の13に並ぶ。
▼ケビン・ラブ、クリッパーズ戦ハイライト
ミラーの記録がストップ
5日のクリッパーズ対キャブス戦に臨むにあたり、マイク・ミラーは2014年4月6日から2015年2月2日にかけての42試合で1本もフリースローを打っていなかった。合計出場時間にして541分。その連続記録がようやく終わりを迎えた。
この日のミラーは、すでに勝敗が決した第3Qのガベージタイムにケビン・ラブの交代として出場。そして試合時間残り1分6秒にファウルをもらって、約10か月ぶりにフリースローラインに立ち、1本目を外すも2本目をきっちりと沈めた。
▼過去6シーズンでの「0フリースロー」最長記録
プレーヤー | 期間 | 試合数 |
ルーク・ウォルトン | 2011/2/1 ~ 2012/12/7 | 58 |
ブライアン・スカラブリニ | 2010/1/14 – 2012/1/21 | 50 |
ジェイソン・ウィリアムス | 2010/3/9 – 2011/3/7 | 45 |
マイク・ミラー | 2014/4/6 – 2015/2/2 | 42 |
マット・ボナー | 2013/4/14 – 2014/1/26 | 38 |
データ:「Basketball Reference」